お金

「リボ払いで93万円」の借金地獄に陥った31歳女性。“利子は必要経費”と開き直る理由

リボ払いを始めたきっかけ

リボ払い

写真はイメージです

「アルバイトで稼いだ数万円は、ほとんどカードの支払いに消えていった」というギリギリの生活を送る高橋さんのもとに、ひとつの「ご案内」が届いた。それが彼女にとって“地獄への招待状”とも言える「リボ払い」のご案内だった。 「支払うのが難しくなってきた頃に、ホームページを見ると『リボ払いのご案内』が出てくるようになりました。当時私はカードで毎月5万円くらい使っていましたが、その支払いが一定にできる……、つまり『2万円でよくなるってこと!?』と思い、すぐに申し込みました。もちろん、払えなかったお金はいつか返さなくちゃいけないことはわかっていましたよ。でも“今月の支払い”という目先の苦しみをいかにラクにするかを考えていた私からすると『今の自分にピッタリだな』と思ったんです

リボ払いに慣れてしまったことによる代償

“今月の支払い”という目先の精神的苦痛から解放された高橋さんだったが、リボ払いに手を出してしまった代償はあまりにも大きいものだった。 「リボ払いを始めた当初は『とりあえず今月来月くらいはリボにして、払えるようになったら払えばいいじゃん』と思っていました。今思うと、その状況に慣れてしまったのが私の一番の失敗です。途中から、お金を下ろせる『キャッシングリボ』の申し込みをして、現金も下ろすようになりました。ギャンブルは一切やらないのですが、家賃の支払いや友達との飲み会などで現金が必要になることもあったので、『簡単にお金を借りられてありがたい』と思っていましたね。それから2〜3年が経って、自分の収入的に数ヶ月で返せるような額じゃなくなってしまい、完全に“沼にハマった”状態になりました……」
次のページ
「利用可能額」が記載された実際のマイページを公開
1
2
3
4
Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
記事一覧へ
【関連キーワードから記事を探す】