未開封の缶ビールは冷蔵庫に入れないと…意外な“常温保存NG”食品5選
ジメジメとした猛暑がやってまいりました。日本の夏は高温・超多湿ですから、食品保存には十分に気をつける必要があります。特に普段常温に置いているような食品も、夏場は要注意な場合があります。実は、冷蔵庫や冷凍庫での保存が推奨されているようなものも、意外と常温放置してしまっている可能性が……。
そこで今回は、多くの人が常温保存してしまいがちな「家庭にある定番食材の正しい保存方法」をご紹介してみたいと思います。万が一放置してしまっているものがあったら、すぐに軌道修正してみてくださいね!
まずはお酒から。開封していないから大丈夫だと思っていませんか? 実はそれ、大きな間違いでで、日の当たるところを避け、涼しい場所での保存が基本になります。この涼しい場所とは、ワイン→13~15度、ビール・日本酒→20度前後であり、猛暑が続く夏場に、室内であってもこれらの温度を保つのは困難。
また、日本酒(火入れしていない生酒など)は、そもそも冷蔵保存が条件の場合も多いため、いずれにせよお酒については夏場の大量常温ストックはやめて、冷蔵(野菜室)保存を心がけましょう。
米は5キロ10キロにもなれば、常温保存してしまいがち。しかしながら米の保存は、温度の低く(15度以下)、湿気が少なく(70%前後)、直射日光が当たらない暗い場所が適しています。これらの環境を一定に保ち続けることは家庭では一苦労であり、近い環境として「冷蔵庫の野菜室」が推奨されています。
1)お酒:缶ビール・未開封ワイン・日本酒など
2)米
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12。
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