更新日:2023年07月23日 13:23
エンタメ

「ネタよりも俺を見てほしい」芸歴25年目マシンガンズが語る、THE SECOND準優勝からの“濃密な日々”

ガクテンソクと記憶がなくなるまで飲んだ

──たしかに『THE SECOND』に出場したみなさんは、大会後もライブなどを通じて交流を深めていますよね。 滝沢:『THE SECOND』はさ、1対1で対決するから仲良くなるんだよね。 西堀:そうそう。 滝沢:たとえば単独ライブに呼んでくれたガクテンソクにしてみても、漫才が一流なのは知ってたけど、2人の内面を知りたいなんて思うほどしゃべったことがなかったくらいで。でも大会をきっかけに友達になって、この前、4人で飲みに行きましたから。全員何も覚えてないくらい飲んで、楽しかったですよ。 西堀:あんなにも誰も覚えてないとなると、はたして一緒に行った意味があるのか……。(ガクテンソクの)よじょうくんなんて、気づいたら芝生で寝てたらしいから。 滝沢:この歳になってあんなになるまで飲むこと、なかなかないよな(笑)。

『THE SECOND』の漫才で反響があったのは

マシンガンズ

ともに『THE SECOND』決勝で活躍した囲碁将棋とのツーマンライブ(7/16開催、7/23までオンライン配信中)は発売1分でチケットが完売。「1万円くらいで転売されてるって聞いたよ」(滝沢)「滝沢くんはダフ屋の相場までチェックしてますから(笑)」(西堀)

──先ほど、ネタ番組では同じネタを繰り返していると話されていましたが、つかみでは「最近、仕事が増えて忙しくなった」などとリアルタイムの状況に触れていますよね? 滝沢:そうですね。そういうことをちょろっと入れてみたりはしてます。で、そこがスベったりして(笑)。 西堀:するする。 滝沢:でもまあ、その時その時の状況をしゃべれたらいいなとは思ってます。 ──そこが『THE SECOND』の漫才でも反響の大きい部分でしたね。その瞬間の感情だとか、リアルタイムのSNSでの反応を漫才に入れ込むという。なぜあんなことができるんでしょうか? 普通なら緊張するような場面でもお二人は動じていないというか……。 西堀:動じてはいますよ。だって、ネタがないんですから。 滝沢:でもまあ、諦めてんでしょうね。 ──しょうがない、と。 滝沢:うん。……まあ、普通のコンビだったら3本目を用意しちゃうと思いますけど、あのときもそもそも最終決戦まで行くことはないだろうと諦めていたので。
次のページ
求められて、前向きになった
1
2
3
4
5
6
ライター。名古屋出身。演劇、お笑いなどを中心にインタビューやレビューを執筆。X(旧Twitter):@troookie

記事一覧へ
おすすめ記事