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新入社員のスマホに監視アプリを仕込んだ結果。「仕事のふり?」して“驚くべき行為”に

 今やパソコンより普及率が高いスマートフォン。もはや日常生活には必要不可欠な情報端末になっています。そんななか、スマートフォンにはなくてはならないのがアプリです。日々その数は増え、プログラマーも大忙しといったところです。今回は、そんなアプリ開発現場で起きたとんでもないエピソードを紹介します。
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※画像はイメージです(以下同じ)

スゴそうな社員が入社してきた

 今回お話を聞いたのは、設立5年目のアプリ開発会社でプロジェクトリーダーをしている博也さん(仮名・34歳)。以前はIT大手企業に新卒で入社し、後に転職してきたそうです。 「ウチの会社は、経営陣に元大手広告代理店出身者が多いので、結構大規模な開発案件が回ってくるんですよ。前の会社ではEC関連の、いわゆるBtoC的なプロジェクトに携わっていたのですが、結構一般ユーザー相手だと細々とした作業が多くて、年棒こそ良かったのですが、残業が当たり前で、メンタル面でもヤバかったんですよ」  そんな博也さんの会社に、前評判の高かった斎藤くん(仮名・23歳)という男性が入社してきたそうです。 「聞いた話なんですが、彼、大学時代から厚労省のシステム開発に参加していたらしんですよ。すごくないですか?でも、なんでウチに?って感じでしたけど」

いきなり大プロジェクトのメンバーに

 博也さんの会社では、その頃、新たな案件を受注していたそうです。ただ、その案件はかなり大規模なもので、おまけに開発期限がタイトでした。 「クライアントはいつも無理ばかり言ってきてほんと困りますよ。私は部署内のシニアプログラマーを数人起用し、早速プロジェクトチームを作りました。そして、ちょうど良い機会だったので、腕試しということで斎藤くんにも加わってもらったんです」  いきなりシニアプログラマーと一緒に仕事ができる機会などめったにないこと。斎藤くんは、博也さんの指示を的確に理解し、問題なくそのプロジェクトは始まりました。 「私の期待通りでしたよ、彼は。いや、それ以上かもしれません。何て言うのか、彼は多岐にわたる言語を理解していて、しかもそれら各々のメリットとデメリットもちゃんと熟知しているので、目的の動作を抽象的に伝えるだけで翌日にはほぼ完璧なソースコードが出来上がっているんです
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目を疑うような事実を知ってしまう
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愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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