更新日:2023年07月28日 16:42
ライフ

パートナーを探すなら、同じものを好きな人よりも、同じもので怒れる人

桜口さんと僕の怒りは同じかもしれない

「僕は、アダルトコーナーがないドン・キホーテに怒りを覚えます。怒っています。同じように怒ってくれる女性、いますかね」 「い、いるんじゃないかな。い、いるといいね」  怒りの内容が突拍子もなさすぎてなんとコメントしていいのかわからねえよ。  その人の本質を知るには、その人が何に怒るかを知れ、とは言うけど、アダルトコーナーがないドン・キホーテに怒る、なんてどういう本質を持っていたらそういう状態になるんだ。怒りを知ったけどその人のことが分からなくなる、なんて初めての体験だ。  ちなみに、桜口さん、ドン・キホーテのアダルトコーナーが好きすぎて、そこでの商品を紹介するブログをずいぶん昔にやっていたけど、無断転載されるようになってやめちゃったらしい。その時も名前を出すわけにはいかないけどサイバーエージェントのアメブロをつかっている奴がパクってきたらしい。だから僕の怒りがよくわかるらしい。  ということは、僕と桜口さんは気が合うのか。怒りの価値観が同じだから。そう思うと、僕もなんかアダルトコーナーのないドン・キホーテに怒りを感じるようになってきた。 <ロゴ/薊>
テキストサイト管理人。初代管理サイト「Numeri」で発表した悪質業者や援助交際女子高生と対峙する「対決シリーズ」が話題となり、以降さまざまな媒体に寄稿。発表する記事のほとんどで伝説的バズを生み出す。本連載と同名の処女作「おっさんは二度死ぬ」(扶桑社刊)が発売中。3月28日に、自身の文章術を綴った「文章で伝えるときにいちばん大切なものは、感情である 読みたくなる文章の書き方29の掟(アスコム)」が発売。twitter(@pato_numeri

pato「おっさんは二度死ぬ」

“全てのおっさんは、いつか二度死ぬ。それは避けようのないことだ"――

1
2
3
4
おすすめ記事