恋愛・結婚

23歳男子とのママ活で“欲情に浸る”人妻。「お金を出せば解決する」と言い出すまで

交通費がないと断られ…

 頭の中にチラリと夫のことが浮かんだそうだが、「女友達の相談に乗ってて少し遅くなる、とメールしました。別に疑ってもいなかったです」という。ケイコさんは感じのいいナオキにすっかり惚れ込み、帰りたくないとさえ思った。彼も同じ気持ちだったらしく、2人はその後ホテルに向かったという。 「終電までに帰らなくちゃならないから、あっという間だったけど、最高でした」(ケイコさん)。彼女にとって、久々に男を感じることができた充実した時間だったのだ。燃え上がったケイコさんは、ぜひまた会いたいとメッセージを送った。しかし彼からの返信はなかった。  焦ったケイコさんは再度「忙しいのかな?」とメッセージを送ると、ナオキから「すみません、給料日前で電車賃もなくて」と返ってきた。郊外に住んでいるため、渋谷まで往復1000円以上かかるという。

「もうレスに戻りたくない」

セックスレス「実は奨学金の返済が大変で、余裕がないんです。でもケイコさんに会いたくて行っちゃいました。いい思い出になりました」と言われ、ケイコさんは思わず「交通費くらい私が出してあげるし、お食事もご馳走してあげるから会いたい」と伝えてしまった。 「ナオキが去れば、再び長い長いセックスレスの時間が訪れます。『あの日には戻りたくない』、その一心で交通費も、食費も、ホテル代もすべて払い、さらに帰り際には、奨学金の足しにしてと一万円札を入れたポチ袋も渡しました」(ケイコさん)  彼は最初からお金が目当てでケイコさんに近づいたのではないか。そう聞くと、ケイコさんは「そんなに悪い子じゃないの。真面目で、本当にいい子なのよ」と否定した。最初にお金を渡そうとした時には断ってきたという。 「彼がお金がなくて会えないと言うのなら、私がお金を出せば問題は解決しますよね。パート代もあるし、これで彼とまた会えるのなら、出しますよ」と言うケイコさんは、すっかり若い男との関係にハマっていた。
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作家・脚本家・イケメン評論家。ケータイ小説を経て電子書籍やSNSなどに詳しい。マッチングアプリや出会い系サイトを20年以上ウォッチしている。著書に『美男子のお値段』(角川学芸出版)『男おいらん』(白泉社)など多数。X(旧Twitter): @micanaitoh

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