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新車N-BOXvs中古ヴェルファイアはどっちがお得? 試算は“驚きの結果”に…

エントリー2 中古ヴェルファイア(3.5L)

ヴェルファイア3.5-Z-Gエディション総額105万円【2009年式、走行7万km】

 2代目アルファード(初代ヴェルファイア、20系)から、2列目シートが「かなり豪華」になったわけですが、そのグレードが選べるのは3.5Lかハイブリッドのみ。こういった豪華シートによって、20系からアルヴェル(注:アルファード、ヴェルファイアの総称)は「経営者や芸能人御用達」となったといえますが、そんな豪華仕様が今、総額110万円ぐらい出せば買うことができてしまうのです。  なお、2列目が豪華仕様になっているのは、「3.5 Z Gエディション」と「3.5 V Lエディション」でありますが、前者のほうが個体数が圧倒的に多いです。  ただ、「3.5 V Lエディション」は、当時のヴェルファイアの中で最も豪華な仕様。本革シートが標準装備で、2列目も電動リクライニング&オットマンであります。現行アルファードの「Z Premier」とほぼ同等の装備だといえますが、現行は新車が入手困難のため、現在中古車が1200万円以上といった相場。時価1200万円相当と同じ装備が110万円で手に入るわけですから、なんとも魅力的だといえます。

ヴェルファイア3.5 V Lエディション総額109.8万円【2008年式、走行8.1万km】

 同じ豪華仕様でもハイブリッドの中古相場は250万円といったところであるのに対し、3.5Lだと110万円ぐらいで購入可能。これはかなりお得度が高いといえます。もちろん、3.5Lは燃費が良くないため、「そうはいっても買いづらい」と思われるかもしれません。ただ、それは後に出す計算結果を見て判断していただければと思います。  なお、現在売られている「3.5 V Lエディション」は、2008年式、約8.1万kmという内容。5年5万km走る場合、5年後の走行距離は約13万kmとなります。2008年の5年前、すなわち2003年式の13万km程度のアルファードの業者AA相場が35万円ぐらいで、2列目豪華仕様ということで若干プラス。5年後の想定買取額は40万円と予測しました。

比較対象とする新車N-BOX

N-BOX Customの新車見積結果

 今回、比較対象としたN-BOXは、今月登場したばかりのモデル。どうやらこのモデルから、売れ筋が200万円以上といった価格帯になっているようなので、今回はN-BOX Customにオプションをつけたものを選択。といっても、筆者自らオプションを選定したのではなく、ホンダの公式WEBサイトでおすすめされた構成を選んだだけであります。  ノンターボモデルを選んでみたものの、算出された見積もり額は239万1580円でした。  そして、5年5万km乗った場合の想定買取額は70万円としました。
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維持費を比較してみた
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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