「地方のレディース暴走族」たちの“意外なサービス精神”。総長と副総長が繁華街に
こんにちは。伝説のレディース暴走族雑誌『ティーンズロード』3代目編集長をやっていた倉科典仁と申します。ティーンズロードは1989年に創刊され、90年代には社会現象に。現在は廃刊となっておりますが、そんな本誌に10年以上携わっていました。
この連載ではティーンズロードの取材や撮影にまつわる秘話などを話しているのですが、もちろん取材対象は「暴走族」なので、毎回なにかしらのハプニングに遭遇します。
かなり危険な現場(命の危険を感じるほど)も多々ありましたが、我々も仕事として行くわけなので、ハプニングが起こらないことを祈りつつ、インタビューや撮影をしていくわけですが、無事に取材を終えた後はとても楽しかった思い出があります。
それは、とくに“地方のレディース取材”です。編集部に彼女たちから取材依頼があった時は正直、嬉しくなってしまうほどでした。
男性のチームを取材する際は、いわゆる“族車”の台数や規模が大きかったりするので、なるべく撮影は深夜帯の時間を選び、周りの住民の方たちにも迷惑がかからないように「爆音を立てないで欲しい」と念を押してから集まってもらっていました。
深夜帯ということは、取材後は飲食店が閉まっており、地方に行っているにもかかわらず、その土地の美味しい物を食べるような余裕もなく、コンビニでお弁当を買ってホテルで食べることがほとんど。ゆっくり観光する時間もないので、次の日の朝一番の飛行機や電車に乗るか、編集部の社用車で何時間もかけて東京に戻るといった感じです。
「地方のレディース」取材の依頼が嬉しかったワケ
撮影は深夜帯、ゆっくり観光する余裕はなく…
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伝説のレディース暴走族雑誌『ティーンズロード』をはじめ、改造車だけを扱うクルマ雑誌『VIP club』や特攻服カタログ『BAMBO』、渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』など、数々の不良系雑誌の編集長を務めて社会現象を起こす。現在は、大洋図書発行の実話誌『実話ナックルズ』のYouTubeチャンネル「ナックルズTV」や、ギャル男雑誌『men’s egg』をWebで復活させたYouTubeチャンネル「men’s egg 公式」のプロデューサーとして活躍中。
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