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35歳の元『egg』モデルが、卒業から10年後もギャルを貫く理由

ギャルファッションは「装備」。いくつになってもぶれない愛情

ゆまち こうしてモデル以外の仕事も始めたゆまちさんだったが、ギャルでいられる環境に身を置くことはやはり徹底している。 「ギャルに出合っちゃったから。もうそうじゃない自分には戻れないんですよね。化粧を薄くしてみたこともあったけど、それだとやっぱりテンションは上がらないし、笑顔でいられないし、モチベーションも下がっていく。私にとってギャルファッションは 『装備』。社会で闘っていくために必要なものなんです」  その後、事務所を独立してフリーランスとなったゆまちさん。2020年には結婚と出産も経験し、一児の母になった。今は家庭のことを第一に考えているという。  子育てを優先しながら仕事を続けていけたら……そう語りながらも、仕事に対する考え方は一貫していた。 「やっぱり自分が好きだと思えることをやっていきたいですね。そうじゃないと続けていけない性格なので。それはegg時代から一番大事にしてることかもしれません。あと、今はTikTokやInstagramでファンの方ともコミュニケーションがとりやすいので、今でも応援してくれる人たちに恩返しできる何かを見つけていきたいです」  好きなことに対する情熱は人一倍強い。ゆまちさんの揺るぎない芯の強さに、筆者はとても惹かれていた。 <取材・文/奈都樹、撮影/藤井厚年>
1994年生まれ。リアルサウンド編集部に所属後、現在はフリーライターに。『リアルサウンド』『日刊サイゾー』などで執筆。またnoteでは、クォーターライフクライシスの渦中にいる20代の声を集めたインタビューサイト『小さな生活の声』を運営している。
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