伝説の“ギャルサー”元副代表のその後。結婚、離婚、病気が発覚、選択的シングルマザーに
―[“ギャル”のその後]―
平成ギャルがトレンドになっている昨今。見た目だけではなく精神性にも注目が集まり、ポジティブに自分らしさを貫くマインドが支持されているという。そうした再ブームで気になるのは、かつて渋谷センター街を賑わせていたギャルたちの今だ。10代・20代を謳歌していた彼女たちは、年齢を重ねてどのような女性になっているのだろう。
今回登場するのは渋谷のギャルサークル「アンジェリーク」の元副代表・きょんさん(37歳)。約19年前、超有名ギャルサーの一員としてメディア出演やステージに立つことも多く、渋谷のギャルたちから注目を集める存在だった。アンジェリーク卒業後は、どのような人生を歩んできたのだろうか。離婚、出産、選択的シングルマザー……。彼女に待ち受けていたものとは?
伝説のギャルサー「アンジェリーク」は青春そのものだった
実家の焼肉屋が経営難に直面、家計を支える日々…
実は私立高校を自主退学しているきょんさん。当時母親が切り盛りしていた焼肉屋が、狂牛病問題で厳しい状況に追いやられ家計が逼迫していたのだ。貿易会社の社長だったという父親はきょんさんが小学校6年生の頃に他界し、女手ひとつで私立校に通う5人の子供の育児、家事、そして経営をしている状況のなかで、追い打ちをかけるような出来事だった。
焼肉屋を手伝いながら、掛け持ちでバイトをする日々。アンジェリークに誘われたタイミングはまさにそうした時期だったのだ。
きょんさんたちは焼肉屋をどうにか存続させようと励んだ。しかし経営を回復させることは難しく、しばらくして店じまいを余儀なくされたそう。きょんさんがアンジェリークへの加入を決めたのはそのあとだった。
やるとなったらやりきろう。そう決めたきょんさんがサークルに出向くと、そこにはギャルであること、サークルの一員であることに誇りを持つ同世代の女性たちがたくさんいた。しかも周りは年上ばかり。すぐに彼女たちの熱気と刺激に魅了された。
気づいたらサークルに夢中だった。きょんさんにとって、アンジェリークは心の拠り所となっていく。
その後、真面目な姿勢が認められた彼女は副代表に就任。メンバーのサポートや育成などにも関わるようになる。“超有名ギャルサーの副代表”として渋谷のギャルたちからも一目置かれていた。
「握手を求められたり、プリクラを一緒に撮って欲しいと頼まれたりして、すごかったですね。アンジェリークのメンバーということで歌も出させてもらえて、しかもそれがカラオケにも入ってて。モデルでもなんでもないのに、遠征に行かせてもらったりとか、109のステージで歌ったこともあったんですよ。今思うと人生で一番輝いていた時期だったなと思います」
きょんさんは20歳でアンジェリークを卒業。同時にヤマンバスタイルもやめたという。もうギャルの見た目にならなくても社会でやっていける。アンジェリークで輝いた分、もうこれからはひっそり暮らそうと思い、しばらく一般企業で働いていたそうだ。
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1994年生まれ。リアルサウンド編集部に所属後、現在はフリーライターに。『リアルサウンド』『日刊サイゾー』などで執筆。またnoteでは、クォーターライフクライシスの渦中にいる20代の声を集めたインタビューサイト『小さな生活の声』を運営している。
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