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なぜか深夜のラブホに勤務する、50代男性の意外な正体。元従業員が明かす“ワケあり”のスタッフ――2023年トップ10

2023年、反響の大きかった記事からジャンル別にトップ10を発表。世間を騒がした「困った客」部門、店員が語る本音から「迷惑なのは客だけじゃない。同僚にも…」ということで第7位はこちら!(集計期間は2023年1月~10月まで。初公開2023年5月28日 記事は取材時の状況)  *  *  *  こんにちは。元ラブホ従業員の和田ハジメです。およそ6年もの間、渋谷区道玄坂にあるラブホテルにて受付業務および清掃業務に従事してきました。

※写真はイメージです。以下同

 ラブホの従業員と聞くとなんとなく暇そうな印象を抱く方も多いことかと思われますが、筆者が働いていたのは都内でも屈指の繁華街であり、なおかつ近隣他店と比較しても相当にリーズナブルな価格帯でお部屋を提供している激安店。  多少の繁閑差こそあれど、基本的にはせわしくお客様の応対に追われる日々を過ごしてきました。そして土地柄からか、“お行儀の悪い”お客様もかなりの頻度で来店され、トラブルを引き起こすこともしばしば……。  その一方で、従業員も負けず劣らず個性的な面々が揃っておりました。今回は激安ラブホの従業員……つまり筆者の元同僚について少しだけお話をさせていただければと思います。

ラブホスタッフは“酔狂な人”か“ワケあり”が大半

 筆者が勤めていたラブホはその立地ゆえ、決められた業務以外にも数多くのトラブルや不測の事態に対応しなければならず、精神をすり減らしたスタッフが頻繁に退職するといった状況でした。  そのため欠員補充を行うものの、世間体の悪さからか、ラブホスタッフにわざわざ応募してくる方は極めて少なく、集まってくるのは“酔狂な人”か“ワケあり”の人が大半。その中でも特に印象深かった“Aさん”について、以下に記していきます。

超一流大学卒の社長が、事業を手がける傍らで深夜のラブホに勤務

 Aさんは深夜帯のフロント業務に従事していた、当時50代後半の人物でした。  すらりとした体型に穏やかな口ぶりで、トラブル対応もそつなくこなし、言うまでもなく勤務態度は真面目。筆者はAさんと同じ時間帯の清掃業務に従事していたこともあり、朝方になるまでひたすら雑談をして過ごしていました(平日の深夜は宿泊客がメインのため暇だったのです)。  会話の内容はシモネタから経済の話まで多岐に渡り、あらゆるテーマについて真剣に、時折ユーモアを交えながら話す姿がとても印象的でした。 「この人ならどの業界でも成功しそうな気がするけれども、なぜこんなところで働いているのだろう」と筆者は疑問を抱いていましたが、その点に関しては特に触れず、むしろプライベートな話題は周到に避けていました。
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出来心で履歴書を覗いてみたら…
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