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「気楽なヒラ社員」か「将来的に有利な管理職」50歳ならどちらが幸せ?1000人に聞いてみた――2023年大反響トップ7

住宅ローンの上限にも違いあり…

住宅ローンここまでは当事者たちの主観に基づいた結果だったが、次は客観的な数字や将来性について考えていこう。 着目するのは、人生設計に不可欠な住宅ローン、そして老後を支えるであろう退職金と年金だ。 例として年収500万円のヒラ社員と700万円の課長を比較すると、借りられる住宅ローンの差は700万円程度、退職金の差は1400万円程度となる見込みだ。また、毎年の年金額も約40万円違っている。年収700万円の管理職のほうが、明らかに有利だと言えよう。 果たして、収入面で劣るものの、割り切って気楽な生活を送れるヒラ社員か、責任は重いが将来的に有利な管理職か――。

50歳ヒラ社員と管理職のモデルケース

※モデルケースはファイナンシャルプランナーの監修を基に編集部が作成 ●50歳ヒラ社員(新卒入社) 年収500万円 手取り400万円(月27万円) ※ボーナス2.57か月含む 年金額(60歳定年) 約182万円/年 退職金 1900万円 借りられる住宅ローン上限 1776万円 ●50歳課長(新卒入社) 年収700万円 手取り525万円(月36万円) ※ボーナス2.57か月含む 年金額(60歳定年) 約223万円/年 退職金 3340万円 借りられる住宅ローン上限 2490万円 取材・文/沼澤典史(清談社) 写真/PIXTA アンケート協力/リサーチプラス
清談社 ライター/編集 編集担当作→稲田豊史さん『こわされた夫婦』、生駒明さん『フーゾクの現代史』、諸富祥彦さん、島田友和さん、青木美帆さん『1on1コミュニケーション入門』、しみけんさん『モテる男39の法則』。X(旧Twitter):@numazawa_n
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