ライフ

中学受験前の娘がスマホばかり…1コマ2万円の家庭教師も効果なし。悩む親に笑い飯・哲夫がズバリ回答/がんばらない教育

スマホがなかった時代は想像に時間を費やした

笑い飯哲夫

※写真はイメージです

 脳みそを研究していらっしゃる先生に、スマホは脳によくないと教えてもらいました。受験勉強に大切な集中力にも影響するそうです。  実際、スマホに没頭しているときの集中力は、スマホ以外のことに没頭しているときの集中力に比べて低いそうです。確かにスマホには機能が詰まりすぎています。  天気を見ながらすぐに株価を見て、その後すぐにSNSを見て、その中に出てきたかわいい女のコの名前を検索して、検索したところに書いてある言葉が気になったらその意味をすぐに調べて、調べている最中にメールが届いたお知らせに釣られてメールを見たりします。  こんなふうに情報を転々と渡り歩いていたら、集中できるわけがないですよね。それどころか、集中の主たる対象が定まっていません。おかげで、「さっき何を調べようとしてたかな」が連続する日々になってしまいました。

“集中の主たる対象が突出”することが大事

 その点、想像は集中できます。アイドルのコと偶然マンションのエレベーターで一緒になって、偶然ですが同じ階で降りて、偶然、いや必然的に部屋が隣で、不安だから部屋に泊めてほしいと頼まれ、そのコを部屋に招き入れて、ほら、完全に集中していますよね。集中の主たる対象が突出しています。  それにしても、学年1番だったとはすごいですね。相当、集中して勉強されてきたのですね。JO1のコンサートで熱狂している自分を想像させてあげれば、受験勉強も自然と集中できます。ぜひ合格通知はポケベルに届けてもらってください。 ★スマホから離れてもらう時間を作ることで集中力が甦るのでは イラスト/とあるアラ子 図版/ミューズグラフィック ※編集部注:ポケベルはギャグとのことです
’74年、奈良県生まれ。県下随一の進学校・県立奈良高校から関西学院大学文学部哲学科に進学。卒業後の’00年に西田幸治と笑い飯を結成し、’10年、M-1グランプリ優勝を果たす。『がんばらない教育』『えてこでも分かる笑い飯・哲夫訳 般若心経』ほか著書多数

がんばらない教育

格安補習塾を経営する哲夫による画期的な子育て論

1
2
おすすめ記事