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「ロクな大人にならないよ」8歳の娘を褒めて伸ばしたいのに、つい厳しく…39歳母の悩みに笑い飯・哲夫がズバリ回答/がんばらない教育

芸人として活躍しながら、小・中学生向けの補修塾を経営する笑い飯の哲夫。子どもの教育に悩む親たちからの相談に答えていく。(著書『がんばらない教育』より。初公開2023年6月7日の再配信)

落ち着きがなく飽きっぽい娘の将来が心配です

相談者◉39歳女性・会社員(夫、娘8歳)
小学校

※写真はイメージです(以下同)

 小学校3年生になる娘は、落ち着きがなく注意力散漫。忘れ物が多く、飽きっぽく、習い事も続かず、何事もすぐラクをしようとします。発想力は豊かなタイプだと思うので、褒めて伸ばしたいとは思いつつ、どうしても「何でそんなこともできないの!」「将来ロクな大人にならないよ」と厳しい口調で怒ることが増えてきました。  先日は連絡帳に親のサインをもらうのを忘れ、私の字体をマネして偽造していました。うまく書けていて感心しましたが、私文書偽造です。このままでは将来甘言に乗せられて変な高額バイトに手を出したりしないか心配です。  こういう子どもをどのように指導していけばいいでしょうか。

哲夫のアンサー

教室の小学生 ではまず、ご相談くださったお母さんの理想の娘像を、相談文を反転するかたちで羅列していきたいと思います。  落ち着きがあり、注意力に長け、持っていったものは必ず持って帰り、興味を持ったことは末永く興味を持ち、習い事は習い終わるまで続け、何事も苦労を惜しまずに行動する、そういうものに、娘を育てたいという感じですね。  雨にも負けなそうでいいと思いますが、しんどくないですか。ここまで仕立て上げるには躾の量が多すぎて、お母さんも大変だし、それを取り入れなければならない娘さんも大変ではないでしょうか。
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短所は捉え方を変えれば長所に
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’74年、奈良県生まれ。県下随一の進学校・県立奈良高校から関西学院大学文学部哲学科に進学。卒業後の’00年に西田幸治と笑い飯を結成し、’10年、M-1グランプリ優勝を果たす。『がんばらない教育』『えてこでも分かる笑い飯・哲夫訳 般若心経』ほか著書多数

がんばらない教育

格安補習塾を経営する哲夫による画期的な子育て論


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