恋愛・結婚

SNSで物議『ザ・ノンフィクション』婚活特集に視聴者の“イライラ”が止まらない本当のワケ

婚活とは理想と確率が反比例するもの

婚活 また、実は婚活の構造はシンプルなのですが、クセ強な女性はその簡単な仕組みに気付いてないのかもしれません。  それは、「理想の高さ(条件の多さ/条件のレベル)」と「結婚できる確率」は反比例するという構造。  相手に求める条件の数が多く、条件のレベルが高いほど成婚できる確率は下がり、逆に妥協に妥協を重ねて条件の数を減らし、レベルを下げていくほど確率は上がるもの。  わかっている人からすれば、当たり前すぎるほど当たり前なこの構造を、きちんと理解していない女性が意外といるのです。

実はたいていの人は99%結婚できる

 あえて乱暴な言い方をするなら、「本当に結婚したいならもっとリアルに妥協しろや!!」というイライラです。  わかりやすくするために極論で言うと、自分の理想の条件の数々をひとつも1ミリも妥協したくないという人は、結婚できる確率は1%もないと思います。  逆に、確率をとことん高めることに“全振り”するならば、条件を全部取っ払い、年齢も容姿も職業も年収も性格もなんでもいいというふうに割り切って、本当の意味で誰でもウェルカムにすれば99%結婚できます。  でも、いくらなにがなんでも結婚したいからといって、生涯のパートナーとなる相手の条件を全部撤廃できる人なんていないため、多くの婚活女性は理想と妥協の折り合いをつけていきます。  具体的に言うと、自分のなかで絶対に譲れない条件と、折れて妥協できる部分を精査していき、妥協できるところはできるだけ妥協して条件設定を組み直し、結婚できる確率を60~80%ぐらいにして婚活に臨むというのがセオリーなのです。
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妥協が現実的なラインに追いついてない
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恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

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