更新日:2024年03月25日 11:39
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「裸の写真がクラスのグループLINEに…」中学教師に聞いた、令和の学校トラブル

保護者がSNSをパトロール

学校SNSに上がった場合、誰もが目にすることができる。それは生徒の保護者も例外ではない。どの中学でも、クラスに1人はSNSをパトロールしている親がいるらしい。SNSに生徒が上がると、その親からクラスの担任に連絡が行くそうだ。 しかし担任の手に負えないと、学年主任に話が行く。ほとんどのケースは学年主任が生徒に指導することになるらしい。先生たちは生徒のSNSをいちいち確認していないので、そのような親の存在はありがたいのだが、困ってもいるのだという。投稿を消すことはできないし、学校外で起きていることを指導するのは難しいからだ。 今の時代、先生も大変だ。教師の人材不足が嘆かれるのも、無理はないのかもしれない。

令和の学校トラブル②「LINEグループから退出させられる」

昔は電話で緊急連絡網があり、何かあった際には電話で連絡を取り合っていた。今やそれはグループLINEに変わっており、「明日の体育で、縄跳びが必要らしいよ」という情報は、クラスのグループLINEで行われているそうだ。 先生としても、それはありがたいらしい。プリントに書き忘れてしまったり、終礼で言い忘れてしまった時、帰りに生徒を一人捕まえて「ごめん!グループLINEで『明日、縄跳びが必要』って送っておいてもらえる?」と言えば済むからだ。 今や必須になっているグループLINEだが、だからこその問題が起きているらしい。生徒同士で喧嘩した際、グループLINEから勝手に退室させられてしまうのだ。退出させられた子は必要な情報が回ってこなくなってしまう。忘れ物や行事についての連絡が回ってこず、そのことに気づけないと聞いた。
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女子中学生が恐れる、LINEの仲間はずれ
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ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother

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