松平健、吉田豪に語った「ブームがわからない、私でいいのかな?」
―[インタビュー連載『エッジな人々』]―
俳優・歌手として活躍を続ける松平健が、今年芸能生活50周年を迎える。長年主演を務めた時代劇『暴れん坊将軍』の“上様ブーム”から始まり、近年もコラボグッズやカフェが若者から熱い支持を得ている松平。昭和、平成、令和と時代を超え、咲き誇り続けるこの事実を、「上様」本人はどのように捉えているのだろうか? プロインタビュアー・吉田豪が直撃した。
【松平健×吉田豪[対談]後編】⇒松平健、若手時代に「新日本プロレスにスカウトされた説」の真相

無茶ぶり企画もいったん受けたからには、おもしろく
若者が「マツケン」グッズを買うのが不思議
――最近は少女漫画雑誌『ちゃお』の付録で、「ゆめかわ♡Viva&Loveマツケンサンバ恋叶おまじないシール」も話題になりましたけど、世代的には「ゆめかわってなんだ?」と思ってる側です。
松平:そうですね。だから、「私でいいのかな?」と思うことも中にはあります。
――ところが結果、いつもおもしろく転がっていくという。
松平:不思議ですね。若い人には、『マツケンサンバ』のグッズもいっぱい買ってもらってるんですけど、我ながらなんでかな?と思いますね。
――松平さんご自身は華やかなショーやレビューなどが好きな人だから、『マツケンサンバ』を作り出したのはわかりますが、ここまでの長期間愛されるとは、不思議だ、と。ボクも『マツケンサンバ』はブレイク前に太秦映画村でカセットテープを買ってたんですよ。
松平:そうですか!
――古参です(笑)。1992年ごろからマツケンサンバはやってますが、『暴れん坊将軍』主演時代はキャラクターがあるから、目立たないようにしてたんですか?
松平:そうですね、やっぱり役のイメージを壊さない仕事をしてました。
――調べてみると03年に『暴れん坊将軍』が終わって、その直後ぐらいから『マツケンサンバ』が急に巷で評判になる。
松平:そうですね。ただ、自分としては変えたつもりはないです。そこから他の役にチャレンジするっていうのはやろうと思ってましたけど、『マツケンサンバ』に関しては、以前からやっていたことなんで。
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1970年、東京都出身。プロ書評家、プロインタビュアー、ライター。主な著書に『男気万字固め』(幻冬舎)、『人間コク宝』シリーズ(コアマガジン)、『サブカル・スーパースター鬱伝』(徳間書店)、『書評の星座』(ホーム社)など
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