加護亜依「神のご加護がないんです」喫煙騒動、2度の離婚…波乱万丈アイドルの胸のうち
―[インタビュー連載『エッジな人々』]―
「モーニング娘。」時代は「加護ちゃん」の愛称で親しまれるも、その後、喫煙騒動で所属事務所を契約解除に。昨年末には二度目の離婚を発表……彼女ほど「波乱万丈」という形容詞が似合うアイドルは、他にいない。半生の捉え方がどう変化してきたか、プロインタビュアー吉田豪に打ち明けたーー。
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一番大変だった時期は記憶がパツッと飛んでいる
――加護ちゃんのことは昔からよく知っているつもりです。それこそモーニング娘。脱退以前にタバコを吸ったのにも家族間のトラブルとかいろいろ複雑な事情があると思ってるんですけど、最近は、自身の事情には一切触れず、すごいポップに話すようになりましたよね。たとえば「喫煙のきっかけは映画作品だった」とか。
加護亜依(以下、加護):そうそう、『パルプ・フィクション』という作品さえ観なければ私は吸うこともなかっただろうに(笑)。タランティーノの影響力がすごすぎて。
――カッコいい、私も吸わなきゃ、と。10年以上前のことになりますが、アイドルについて聞かれて、「家庭に問題がある子は花が咲く。いろんな気持ちを人に言えない、誰かに愛されたいと思う子がアイドルになる」とも言ってましたけど。
加護:えーっ、ぜんぜん覚えてないです。15年ぐらい前のことはたいへんすぎて記憶が消えてるんですよ。人間ってつらすぎると記憶を消すんだと思って(笑)。17歳、18歳のあの近辺はパツッと覚えがない。よっぽど直視したくなかったんでしょうね。
でも、今おっしゃっていただいたことは深い話だと思います。たとえば母子家庭だったり、そういう子って愛されたい欲が絶対にあるのでアイドルとか表に出る仕事にあこがれるのかな、家庭では満たされない何かを満たそうとするんだろうなって。
夢をかなえても満たされなかった
――実際、アイドルになって愛される側になったわけじゃないですか。それで満たされるものなんですか?
加護:これが不思議と満たされないんです。不思議ですよね。夢をかなえたのに何かが満たされないっていうのがずっと続いて。いま30代半ばを超えて40代に向かって、やっと満たされている。
結局、マインドの問題だと思ってて。自分がどこに幸せを置くのかとか。あの頃は満ちていたけど何かが足りないってところがたぶんミステリアスで儚くて、そこが「加護亜依」の人の魅力になってたのかなって思います。
――あんなに元気なのに。
加護:何か切なそう、みたいな。だからよく「加護ちゃんって元気そうだけど、なんか寂しそうだよね」とも言われてて。
――何か寂しそうだったのって、家庭の問題も徐々に出始めてた時期だったんですかね?
加護:いや、まだ出てないですね。家庭の問題はちょうど私が喫煙したときぐらいで。でも、そこはもう話したくないです。そこに自分が戻るとつらいんで。そうなれたのは、自分が強くなったのもあるんですよ。
1970年、東京都出身。プロ書評家、プロインタビュアー、ライター。主な著書に『男気万字固め』(幻冬舎)、『人間コク宝』シリーズ(コアマガジン)、『サブカル・スーパースター鬱伝』(徳間書店)、『書評の星座』(ホーム社)など
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