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「GW中のパチンコ店はボッタクリ営業」は本当なのか?ホール関係者が‟経営の裏事情”を暴露

高齢のお客さんにも回収するとバレるように

スマスロ パチンコ人口が減り続ける中、今でも残っているお客さんはいわゆる「ヘビーユーザー」。その分、やはり目が肥えているとA氏は言う。 「最近は、高齢のお客さんでも意外と回転率を気にしているんですよね。最初の1万円くらいまでは回転数を数えていたりするし。さすがにボーダーラインや期待値とかまでは意識してないだろうけど、体感的に『あっちの店より回る』、『昨日より回らない』くらいは感じていると思います。だから、あからさまに回収するとバレてしまうんですよ」

月初は回収するパチンコ店が多いワケ

 他の業種同様、パチンコ店も利益の目標金額を設定している。当然、回収一辺倒な営業をしていたら、お客さんが離れ、ゆくゆくは目標を達成できなくなるので、回収日と還元日を織り交ぜながらトータルで目標金額を目指していくのが基本だ。 「月初はちょっと慎重になるお店が多いんですよね。初手から目標に届かない日が続いて、中旬、下旬で回収しようと思ったら不測の事態が起こってノルマを達成できず……なんてことがあったら困るので。だから、例えば1が付く日が強いお店でGWの5月1日に稼働が高くなるお店は、そこで回収して5月の余力を作っておくなんてところがあるかもしれません」
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店によっては4月下旬に大回収する可能性も
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パチンコ雑誌『パチンコ必勝ガイド』『パチンコオリジナル実戦術』の元編集者。四半世紀ほど勤めた会社を退社しフリーランスに。現在は主にパチンコや競輪の記事を執筆している。
X(旧Twitter):@sagyosakurai

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