エンタメ

「この野球マンガがすごい! 2024」BEST3。快挙を達成した『ダイヤモンドの功罪』が独走状態に

オレ流落合の異世界モノ

オグマ はい、次に行きましょう。新しく登場した連載のなかで、僕が注目しているのは『落合博満のオレ流転生』。3月から『モーニング』でスタートしました。もうタイトル通りの内容ですけど、単純に落合さんがファンタジーの世界に転生したら何をやり出すのか、気になります。 ツクイ 実在の元選手が転生するというネタだと、古田敦也さんがメガネに転生する『古田敦也がメガネに転生した件』がありましたけど、あれは一応、現代の高校野球という設定でした。ファンタジーの世界へ転生するパターンというのは、野球マンガの名手である渡辺保裕先生の『異世界三冠王』や、1月に完結した『野球で戦争する異世界で超高校級エースが弱小国家を救うようです。』などに近いですね。 オグマ 個人的には、現代の野球界に若返った落合博満というストーリーを読みたかったでけどね。とはいえ、落合さんはアニメを筆頭にしたサブカルとの親和性も高いですし、マンガにも本人がかなり関わってくれるのではないか、という期待も持っています。 ツクイ それならもう、思い切って『落合博満、ガンダム宇宙世紀に転生する!』のほうが僕は読んでみたいですけどね(笑)。じゃなかったら、息子の落合福嗣さんが声優ではなく、野球の道で成功すべく人生をやり直す『福嗣リベンジャーズ』とか。 オグマ それはちょっと、読みたいかも。

ミステリー要素もある注目作品

『十五野球少年漂流記』既刊2巻 白井三二朗(小学館)

<『十五野球少年漂流記』あらすじ>共学1年目の博愛学舎に新設された野球部。しかし、創設を託した有名監督が急死を遂げてしまう。あとを継ぐことになった新米監督・若林耕一郎は、とにもかくにも14人の新入部員たちを引き連れて、高校野球という大海原へ出航することを決意する! ツクイ 僕が気になっている、始まって間もない作品は『十五野球少年漂流記』。高校野球の有名監督が急死したことで、彼が集めた14人の部員は困惑。残された主人公の新米監督は、どのように彼らを導いていくのか、というストーリーです。 オグマ 部員プラス新米監督で「十五野球少年」ということですよね。 ツクイ 野球部には亡き監督が遺したノートがあり、それが大海原を航海するための海図になっている。「どういう理由で、亡き監督は14人の部員を集めたのか」という部分が、謎解きミステリーのようになっています。 オグマ 掴みは良好。現時点でまだ2巻が発売されたばかりなので、判定が難しいというのが本音ですね。 ツクイ 確かに。できれば高校野球ファンの胸を熱くする、スケールの大きな展開になってほしいです。では、今回はここまで。 オグマ お疲れさまでした!
1
2
3
4
おすすめ記事