仕事

「皮脂ベットリのスマホ」「待ち受けが卑猥な画像」携帯ショップ店員が“多すぎる迷惑客”に辟易

手渡される“垢や体毛が挟まった”スマホ

汚いスマホ

※画像はイメージです

 問題はスマホの“中身”だけにとどまらない。スマホが黄ばんでいたり、皮脂がベットリとついているのは珍しくなく、垢や体毛が挟まった状態で手渡されることもあるというから驚きだ。 「もともと、新品の商品を扱う用でゴム手袋が常備されているのですが、汚いスマホを触るときにも着用するようになりました。同僚がゴム手袋をつけているのを見ると『あのお客様のスマホ汚いんだ…』ってわかりますね。  あと、スマホ自体が臭かったこともありました。たばこの臭いが染みついていて、むせ返りそうになりましたよ。お客様は自覚がないのか、飄々としていましたが」

店内で「襲われてもおかしくない」環境

 どんな客が来店しても、店員は拒否することはできない。店内で客が暴れ、警察に通報したこともあるという。 「カウンターを挟んだだけの距離で暴言を吐かれたりすると、強い恐怖を感じます。間に仕切りがあるわけでもないし『襲われてもおかしくないよね』って同僚と話したりもしました。  別にこの仕事ってリモートでもいいんじゃないかって思います。お客様から直接感謝の言葉をいただけるのはうれしいですが、それ以上に変な人が来た時に逃げられないことが怖いですね」  たしかにリモート接客になれば、直接暴言を吐かれることも、汚いスマホを触る必要もなくなるかもしれない。しかし、最も変えるべきは顧客の意識だ。誰もがカスハラのない職場で働ける未来をつくっていく必要がある。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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