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「文字が小さい。なんとかしろ!」携帯ショップの店員を苦しめる“横暴な中高年客”。退職を決意した出来事は…

昨今社会問題になっているカスタマーハラスメント。携帯電話の販売などを行うショップでも、迷惑な客と遭遇することが多々あると聞く。かつて携帯ショップの店長を務めていた森航平さん(仮名・20代)が苦々しい表情で口を開く。これまで遭遇してきた迷惑客には、とある傾向があったという。
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中高年客は「キレる、ゴネるのはあたりまえ」

「厄介な客は圧倒的に中高年が多いです。デジタルネイティブ世代の若者はこちらが説明しなくても、ある程度知識があるので、説明すれば話が通じるのですが、中高年はなかなか納得しません。キレる、ゴネるのはあたりまえ。喚き散らす人もいました」 森さんは、困った中高年客の特徴について、持論を展開する。 「中高年の客は総じて、タメ口ですね。年齢が上なので仕方ないのかもしれませんが、あまり良い気はしないですね。もちろん良い人もいますし、タメ口が絶対にダメとも言い切れませんが、『友達じゃねえんだよ、何様だ』と内心思っていました」

プランについてあれこれ言われても困るのだが…

森さんの頭を悩ませていた中高年客。そのなかで、多かったのが「料金プランがわからない」とキレる客だったそう。 「料金プランを説明すると、『わからない』『ややこしい』とキレられることが、本当に多かった。プランが複雑なのは事実なので、こちらもなるべくわかりやすく説明するのですが、『全然わからねえよ』『もっとわかりやすく説明しろよ』と……。また、プランについて『全然お得じゃねえよ!』と怒られもしました。プランを決めているのは携帯会社で、ショップ店員の私が決めているわけではないんですよ」
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「文字が小さい。なんとかしろ!」と怒鳴られた
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複数媒体で執筆中のサラリーマンライター。ファミレスでも美味しい鰻を出すライターを目指している。得意分野は社会、スポーツ、将棋など
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