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廊下の先に“猫の白骨死体”が…。ゴミ屋敷の多頭飼育崩壊現場のリアルを「特殊清掃業者」が激白

 日々増え続ける孤独死現場の清掃作業。全国で年間6.8万人が孤独死をしている日本で、孤独死と切っても切り離せない問題がごみ屋敷である。
ゴミ屋敷現場

清掃現場で見つかった「ヒロポン」(ブルークリーン画像提供)

 都内を中心にさまざまな現場で特殊清掃を手がけるブルークリーン株式会社で働きながら、特殊清掃の実態を伝える登録者5万3000人以上のYouTubeチャンネル「特殊清掃チャンネル」を運営している鈴木亮太さんに、ごみ屋敷清掃中に出てきて度肝を抜かれた物について話を聞いた。

古い家でヒロポンが見つかることも

 ごみ屋敷を清掃していると、「うわっ」と目を背けてしまうような物に遭遇することがある。 「個人的に出てきて、あっ……と思ったのが覚せい剤です。古い家には昔ながらのヒロポンがあったり、そういう場合は警察を呼んで処理してもらってます。あるあるなのが、おしっこ入りのペットボトルですね。腐らないように冷蔵庫に入ってたり、床に転がってたり、いろいろなパターンがあるのですが、そういう家の共通点はトイレがゴミで塞がれていて使えなくなっていること。そこまでになっていると、床すらも見えないごみ屋敷になってる場合が多いんですよ」

ごみ屋敷になるパターンは?

 ごみ屋敷になるパターンとしてはこのような流れになっている。 「まず、ゴミを寝床とかテーブル周りとか自分の周りに捨てていきます。自分の寝床がゴミで埋まりそうになったら、次に風呂場やトイレにゴミを捨てていくんです。基本的に自炊などはしないので、コンビニとかスーパーで買ってきた弁当のゴミが溜まっていくけど、ゴミを外に出すことはしない。そのうちトイレがゴミで埋まったり詰まったりして使えなくなってることに気づいて、仕方がないのでペットボトルに尿を出すようになるんですよ。大便もビニール袋にするようになります。そのうちゴミの標高が上がってきて、ゴミの山のてっぺんで寝るみたいなことになります」  ペットボトルのお茶のほかに、ゾッとしたのは白骨死体が見つかった時のようだ。 「とあるごみ屋敷を掃除していたときに、押し入れまでゴミがパンパンだったことがあったんです。押し入れのゴミを掃除していた時に奥のほうから何かの白骨死体が出てきて、鼠よりは大きいなと思っていましたら、猫用の餌とかも見つかって、この状況で猫を飼っていて、猫がゴミに挟まれてしまって身動きが取れなくなり、そのまま死んでしまったのではないかと推測しました。他には若者で精神疾患になり、1か月くらい家を空けていて、そこを掃除してほしいと依頼を受けたときに飼ってた猫が死んでいたりしたこともありますね」
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多頭飼いしていた家主が亡くなった時に…
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(公社)日本ペストコントロール協会認証技能師。1992年、東京都大田区生まれ。地元の進学校を卒業後、様々な業種を経験し、孤独死・災害現場復旧のリーディングカンパニーである「ブルークリーン」の創業に参画。これまで官公庁から五つ星ホテルまで、さまざまな取引先から依頼を受け、現場作業を実施した経験を基に、YouTubeチャンネル「BLUE CLEAN【公式】」にて特殊清掃現場のリアルを配信中!趣味はプロレス観戦
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