ライフ

「ダブルクリックがわからん!」コールセンターに“高圧的な態度”を取り続けた50代男性の末路

「ダブルクリックがわからない」モンスター客の末路

竹田さんの堪忍袋の緒は、ついに切れることになる。 「あるとき、レストランのメニューが秋から冬に切り替わることになりました。当然ハンディーターミナルの設定も変更しなければいけません。男は当初『お金を出すからそっちでやってくれや』と言ってきたのですが、難癖をつけられるのは明白なので、拒否しました。結局男が設定方法を教えることになったのですが、説明中も『ややこしい!』『わからん』を連発し、呆れ返ってしまいました」 男はパソコンが苦手な様子で、理解力に乏しかったという。 「『ここをダブルクリックしてください』と教えたら、『右と左、両方押すんか?』クリックも、『右と左、どちらを押すんじゃ?』と言ってたり。その後も『わからない』『目が見えない』を連発してきました。あまりに酷い有様でしたので、少々頭にきて『パソコンのわかる担当者を用意してください』『これ以上の対応は致しかねます』と伝え、対応を中止しました。私も言い過ぎではあったのですが、我慢ができませんでした。 後日風の噂で聞いたのですが、この人物は職場でもパワハラが問題視されていたそうで、配置転換になったんだとか。しかも左遷先はクレーム処理のコールセンターらしく。今ごろ、鏡に映った自分のようなクレーマーと喧嘩しているのではないですかね」 コールセンター相手に横柄な態度を取る人物は、一定数いると聞く。それが好ましくない行為であることは、火を見るより明らかだ。 <TEXT/佐藤俊治>
複数媒体で執筆中のサラリーマンライター。ファミレスでも美味しい鰻を出すライターを目指している。得意分野は社会、スポーツ、将棋など
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ