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路上で人を褒める「褒めますおじさん」が話題に。借金は最大600万円、家ナシでも「毎日楽しく過ごせている」

借金は最大600万円も「毎日楽しく過ごせている」

褒めますおじさん

全国制覇まであと少し

褒めますおじさんは路上生活をしながら活動を続けている。その経緯は波乱万丈だ。 「僕は18歳のころから、パチンコや競輪にハマっていました。販売員や建設業、解体業などの仕事はしていたんですが、給料もギャンブルに使い込んで借金も増えていって。当時は返済よりもギャンブルを優先する状態でした。借金は最大で600万円くらいあったと思います」 借金が増えたところで、実家に暮らしていたため衣食住は安泰かと思っていた。だが、父親が脳梗塞で倒れてしまい、ローン返済が滞るように。そうして、路上生活を余儀なくされることになったのだ。他人を褒めるにはポジティブなエネルギーが必要になる。自分の人生に後悔があると、ガス欠になってしまいそうに思えるが。 「多少、ギャンブルをしすぎたなとは思っていますが、後悔はしていません。こうなったのも自業自得なので。今を大事にしていければいいかなと思っています。自分のやりたい事をやって行きたいところに行けているので、毎日楽しく過ごせています!」 今後、その収入を元手に、家を借りて路上生活を脱する目処は立っているのだろうか。 「正直言って家を借りることは考えていません。それよりも褒める活動を47都道府県全てでやりたいという思いが強いです。東京から交通の便がいい大きな都市は全部行って、31都道府県まで来ているので、全国での達成に向けて頑張っています」 今回はオンラインの取材であったが、携帯回線を契約していないため、中古で買ったスマートフォンを街のフリーWi-Fiにつないでの対応だった。無頼な生き方を貫く姿は、たくましいの一言。いつか対面で褒めてもらいたいものである。 <取材・文/Mr.tsubaking>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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