お金

「2000円の負けで1時間絶叫」パチンコ店関係者が遭遇した迷惑客。たったの数分で“まるで別人”になる人も

毎日コツコツ両替をしていくお客さん

パチンコ 7月の改刷によって相当な設備投資を強いられたパチンコ店。新札に対応した機械の導入などが一段落ついたかと思いきや、今になって全く別の影響が出ているとA氏は語る。これも不特定多数の人が気軽に出入りできるパチンコ店ならではの話だ。 「改刷が行われるとよくあるんですが、売上金の中に旧札が大量に混ざることがあるんですよ。新紙幣が出回ると、徐々に旧札が使いづらくなるじゃないですか。それをパチンコ店で新札に変えているんですよね。ここまで大量だと、脱税か何かで貯めたお金なのかなと思ってしまいます」  ちょっとワケありかもしれない旧札をパチンコ店で両替するお客さん。しかし、そういう人は一発も打たずに清算して帰りそうだが……。 「なので、最近お店の台間サンドの設定を変えて、お札を入れたら最初の500円分だけは玉貸しボタンを押さなくても勝手に玉が出てくるようにしました(笑)。全部旧札であっても、普段来ないお客さんがお金を使ってくれるわけなので、決して迷惑客ではないのですが、あまりにも多くなるとウチが怪しまれるかもしれないですからね」

アツくなっても忘れちゃいけないこと

 筆者がパチンコを始めた頃のホールは、お客さんよりも従業員の方が立場が上だったので、迷惑客が来ても涼しい顔で撃退していたものである。時代の移り変わりと共に環境も変化していくのは世の常であるが、最低限のモラルは変わらないはず。  パチンコは勝負事なだけに、時にアツくなる気持ちもわかるが、この点だけは人として常に心掛けておきたいものである。 取材・文/サ行桜井
パチンコ雑誌『パチンコ必勝ガイド』『パチンコオリジナル実戦術』の元編集者。四半世紀ほど勤めた会社を退社しフリーランスに。現在は主にパチンコや競輪の記事を執筆している。
X(旧Twitter):@sagyosakurai
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