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“執事”が明かす、超富裕層たちの意外すぎる日常。一般人との出会いは皆無、結婚相手で多いのは

結婚相手は「1代目は水商売女性、2代目や3代目の“親リッチ”はお見合いが多い」

女性「恋人」という単語が出たが、彼らの恋愛事情も気になるところだ。 「超富裕層は一般の方と知り合う機会がないので、恋愛に関しても出会いの場がありません。そのせいか、男性はキャバクラやラウンジなど、水商売の女性と結婚することが多いですね。だいたい10歳から20歳くらい年下の方が選ばれます。 これは別に悪い意味で言ってるわけではありません。六本木のキャバクラや銀座のクラブには、年齢の割に礼儀や礼節をわきまえている方が多い。賢くて話が面白く、社会人として立派な方もいます。 ただ、『奥様とどこで知り合ったんですか?』と聞くと、やっぱり言わない方が多いです。関係が深くなってくると『実は、銀座のクラブのママなんだよ……』と(笑)」 お金持ちといえばお見合いのイメージが強いが、今ではもう廃れたのだろうか? 「事業を承継された2代目や3代目の、いわゆる“親リッチ”では、お見合いもいます。でも一代で財を築いた方は、水商売の方を選ぶ傾向にあります。かつての超富裕層は親リッチが大半でしたが、最近ではYouTuberや仮想通貨で儲けて執事を雇う方も増えてきました」 一代で財をなすとは、何とも夢のある話だ。あとはベッドでゴロゴロ、左うちわで暮らすだけ……と思いきや、意外とそうでもないのだという。

お金を「使うこと」に忙しくて寝る暇がない

新井さんが知る外国人の超富裕層の中には「絶対にベッドで寝ない」という男性がいたと話す。 「その方は24時間を『仕事をしているか、遊んでいるか』のどちらかに使っていました。睡眠は移動中に、プライベートジェットか車で、5~10分でもあれば眠りにつきます。この方だけでなく、超富裕層の中には、寝る間を惜しんで遊ぶ方が多いですね」 この傾向は、一代で財を築いた者に顕著だという。なぜ、ここまでして遊ぶのだろうか……。 「一代で超富裕層になった方には、そこに至るまで寝る間を惜しんで仕事をしてきたというタイプが多いのです。その反動で、若い頃の渇望を取り戻すかのように『せっかく富を増やしたのだから、遊ばなきゃ損』と、プライベートジェットで飛び回られるのです」 素朴な疑問だが、プライベートジェットで、どこへ行くのだろうか。 「この外国人の超富裕層の方は温泉が好きなので、日本に来ると『今から熱海の温泉に行く』『次は六本木の高級スパに行く』など、思うままに行かれますね。お金を持っているゆえに、お金を使いたい。だから、お金を使うのに忙しくて、寝る暇がなくなるんです」 そんな忙殺されている彼の動きを止める人物が、1人だけいたという。
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忙しいからこそ
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ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother

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