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元セクシー女優が暴露する「“夜の仕事”が稼げなくなったワケ」。“脱げば稼げる時代”が終わったセクシー業界の今後

お金を遣うことに対する意識の変化

たかなし亜妖さん 派手な時代を生きた男性からすると、夜遊びやビデオの購入は、大人の階段を上る通過儀礼の一つだった。その世代の人なら、上司との付き合いでムリヤリ飲み屋に連行された経験を持つ人も多いのではないだろうか。若いころ飲み屋のオネエちゃんにハマり、痛い目に遭った笑い話もたまに聞くほどだ。  残念なことに(?)平成~令和キッズはこの概念が極めて薄い。ボーナスが入っても夜のお店には行かず、相当推し活に熱心でない限りビデオは買わない。  無欲でもないけれど、単純に興味をアッチ方面に向ける人間が減ったと言えようか。どこかイケイケで暴れん坊なタイプを「ダサい」と嫌う風潮も相まって、結果的に男子特有の娯楽から遠ざかっていくのだろう。  夜遊びと縁がない現代キッズはモテないのではなく、そもそものお金の遣いどころが違う。こればかりは時代の変化もあるので致し方がないこととは思うが、この手の遊びを教えられるほどの余裕を持つ中高年が減ったのも、意識や考えに変化をもたらした一因かもしれない。

「脱げば稼げる」時代は終わったセクシー業界の今後

 あくまで私の考察に過ぎないため、本記事に書いてある内容が全てではない。しかし、ナイトワーク業界のアプローチの仕方、そして人々の考えの変化やお財布事情が働き手に大きなダメージを与えている点は、何とも悩ましいものである。 「脱げば稼げる」「飲めば高いバックをもらえる」時代はとっくに終わってしまった。繁華街やビデオ界隈は意識を改め、方向性を見直す時期に入っていると思う。  そして女の子たちも、軽い気持ちで飛び込むべきではない。厳しい現実が待ち受けることを心に刻まねば、勇気を持って扉を叩いても、想像通りに進まない可能性が高いからだ。 文/たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
X(旧Twitter):@takanashiaaya
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