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“あおり運転”してきた黒いハイエースの意外すぎる正体。運転手が青ざめた表情で平謝りするまで

20キロほど続いたあおり運転の結末とは…

「慌てて速度を落としました。車間距離を取ろうとしましたが、ミニバンはさらにアクセルを踏んで距離を縮めてきたんです」 「どうしてこんな嫌がらせをするんだろう」と家族で話しながら、松田さんは仕方なく追い越し車線に移動し、ミニバンを追い抜こうとしたそうだ。すると……。  今度は、ミニバンが意味もなく車線変更を繰り返した。 「さすがに危険すぎると思ったので、再び走行車線に戻って、ミニバンの後ろを走ることしかできませんでした」  こうして20キロほど我慢しながらの運転が続いた。そして、ようやく出口が見えてきたところで、松田さんは迷わずに高速を降りることにした。 「驚いたことにミニバンも同じ出口に向かったんです。私は、一般レーンの料金所で支払いをしました」  そのとき、隣のETCレーンから大声が聞こえたきたそうだ。 「ミニバンのETCカードが磁気不良を起こしていたようでした。ゲートが開かずに支払いができなくなっていました」  松田さんたちはスムーズに料金を払い終え、先にゲートを通過。一方のミニバンは、係員とのやり取りに時間がかかっていたという。 「車内では、『人様に迷惑をかけるからだ』と笑い合い、ホッとした雰囲気になりました」 <取材・文/chimi86>
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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