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大熊杏優がグラビアで見つけた面白さ。「自分の知らない自分に出会える」ことが自信に繋がる

大熊杏優

大熊杏優

「ショートカットの美女」として、TikTokなどのSNSやデジタル写真集で話題になってきた俳優・グラビアアイドルの大熊杏優(おおくま・あゆ)。SNSの総フォロワー数が66万を超える彼女が、2月28日にファースト写真集『私らしく。』(秋田書店)を出版する。愛媛の自然のなかや沖縄の青空の下で無邪気に、ときには大人っぽく、さまざまな表情を詰め込んだ1冊だ。 近年はドラマ出演も増え、俳優としてもますます活躍している彼女に、写真集や仕事への思い、SNSとの付き合い方や、憧れのグラビアアイドルなどについて話してもらった。

自分のペースで進むことが一番大切

──大熊さんは、これまでたくさんのデジタル写真集を発表していますが、書籍での写真集は初めてですよね。 大熊杏優(以下、大熊):はい! グラビアをはじめたときに、手に取れるかたちの写真集を出すのがひとつの目標だったので、嬉しさが倍増しています。 ──自分が一番可愛いなと思う、お気に入りのカットはどれですか。 大熊:写真集の最初のほうにある、オレンジ色の水着を着た写真はどれも自分に似合っていて、自然でいいなと思っています。楽しく撮影できたから、笑顔も多くて、自分らしさが出ているなって感じます。 ──大熊さんが思う「自分らしさ」ってどんなところでしょう。 大熊:無邪気なところかな。 ──写真集のタイトルも『私らしく。』ということで、どんな意味を込めましたか。 大熊:タイトルはいろいろ考えたんですけど、これまで芸能のお仕事をしてきて、うまくいかないこともたくさん経験してきて。でも、その中で私が一番大切にしてきたことを考えたら、「私らしく進むこと」かなと思ったんです。周りと比べてしまうような時期もあったけど、自分のペースで進むことが一番だなという思いがあったので、このファースト写真集には『私らしく。』というタイトルをつけました。 ──うまくいかないときとは? 大熊:オーディションにたくさん落ちたりとか、お芝居が思うようにできなかったり、そういう悔しい場面がいっぱいありました。 ──落ち込んだとき、気持ちの切り替えはうまくできるほうですか。 大熊:そうですね。自分が出た作品を見たファンの方が「良かったよ」とか「杏優ちゃんを見て、もっと頑張ろうと思えた」みたいなポジティブな声をかけてくれるんです。それがすごく気持ちを回復させてくれるし、モチベーションになります。

グラビアでは「自分の知らない自分」に出会える

大熊杏優

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──グラビアデビューは2022年です。はじめたきっかけは? 大熊:元々、アイドルの頓知気さきなさんが好きで、写真集も買って見ていたんです。頓知気さんのグラビアを見て「やりたい」と思うようになりました。 ──頓知気さんのどんなところが好きですか。 大熊:まず、顔! 顔が本当に可愛い! 私の超タイプの顔で。あと、スタイルも素敵ですよね。細すぎず、ちょうどいい。なろうと思ってなれるスタイルではないので、すごいと思います。あとは、Instagramでフォロワーの質問に答えてくれることがあるんですが、そういう質問の受け答えから見える内面を尊敬しているし、好きだなって思います。 ──今回の大熊さんの写真集も、頓知気さんのファースト写真集『ときめきヒロイン』(集英社)と同じカメラマンの細居幸次郎さんが撮影していますね。 大熊:同じなんですか、やったあ! 細居さんとの撮影は、私的には相性が良いと感じたし、面白かったです。 ──グラビアを続けて、お仕事で頓知気さんに会える機会もあるといいですよね。 大熊:はい! でも、実は私、ファンとして頓知気さんのチェキ会やライブに行っているんです。お姉さんの戦慄かなのさんも好きで、ふたりのユニット「femme fatale」(ファム・ファタール)も応援しています。戦慄さんのソロライブにも行ったことがあるんですけど、感動して大号泣しました。お仕事で会うことがあったら、緊張と嬉しさで死んじゃいますよ~(笑)。 ──グラビアアイドルとしても活動をスタートさせて3年になります。グラビアの面白さは見つかりましたか。 大熊:「自分の知らない自分に出会えること」がすごく面白いです。私ってこんな表情できるんだ!とか、こんな表現の仕方があるんだ!っていう、知らない自分を知れて、自信に繋がっています。 ──一方で、最近はドラマでの俳優のお仕事もすごく増えています。 大熊:お芝居のお仕事では、事前に役柄についていろいろと考えて現場に向かうんですけど、そこで実際に演技がはじまると、思っていたのとは全然違う感情が生まれたり、「こういうシーンになるんだ」という驚きがあったりするのが面白いです。 ──グラビアでもお芝居でも「意外な一面」が見えるのが楽しいんですね。ふたつのお仕事の相乗効果もありますか。 大熊:グラビアをはじめてから、表現の幅はすごく広がった気がします。グラビアでは、元気さを求められることもあれば、大人っぽい表情が必要な場面もある。だから、それぞれの表現方法を自分で研究してみていて。それが自分のお芝居を高めてくれていると感じます。
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