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「日本はアメリカの野球を変えている」メジャーリーガーが真似できない、日本人投手の“脅威の能力”とは?

登板間隔、ボールも日本を見習ってみては?

 フリードマン氏はMLBの登板間隔にも言及した。 「また今、ドジャースが取り入れようとしているように、私は登板間隔ももっと長くできればと思います。日本やアメリカの大学では先発は週に一度の登板が一般的ですが、MLBは中4日など短く、身体の回復が追いついていません。  それに、選手たちからはボールの不満も聞かれます。日本のボールは粘着性もあって、しっかり握れるように作られていますが、メジャーのボールは滑りやすいため、より強く握る必要があります。

初の著書『ピッチングニンジャの投手論 PitchingNinja’s analysis of Japanese MLB Ace』にサインを入れてファンに手渡すフリードマン氏

 これもヒジへの負担に繋がることです。もちろん、ケガを引き起こす要因はいろいろとたくさんあります。それでも、ピッチクロックがケガの要因になる可能性は否定できないと思います。今は不確かですが、将来的には問題が顕在化するかもしれません。ピッチクロックが導入されたとき、私もケガのリスクを心配していたので、日本の皆さんがピッチクロック導入に反対する意見に同意します」  あくまで「選手ファースト」を唱えるフリードマン氏。MLBが日本プロ野球から学ぶことは少なくないのかもしれない。 取材・文・撮影/松山ようこ 写真提供/Fanatics Japan ※本イベントは世界最大級のデジタルスポーツプラットフォームを運営するFanatics Inc.の日本法人、ファナティクス・ジャパン合同会社(https://www.fanaticsinc.com/japan)(東京都港区、マネジング・ディレクター:川名正憲)がファンの方に貴重な体験を提供するために開催されました。
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