メールしながら走行!自転車のマナー違反に怒りの声
―[公共マナー[OK/NG]の境界線]―
普段の何げない行動、マナー的にはどこまでセーフでどこからアウトなのか。その境界線を探るべく全国20~40代の男女200人を対象にアンケート調査を行った
◆マナーの意識は高いけれど傍若無人な“レーサー”が急増
近頃トラブルや事故の多い自転車運転。警察の取り締まりも厳しくなっているが、すべての項目で9割以上がNGと、自転車運転に対する意識の高さが目立つ結果となった。
最近はロードバイクを使う人も増えたが、スピードには気をつけたい。「車道をあり得ない速さで走ってるヤツとか見ると、自転車はスピード違反ないのかよって思う」(男性・35歳・自営)。気分はツール・ド・フランスかもしれないが、周りはいい迷惑だ。
ドライバーからの意見も聞いてみた。「車は自転車に配慮して当然!みたいな人が多い。ヘッドホンで音楽聴いてるヤツとかマジで危ないから」(男性・30歳・トラック運転手)。事故が起きても車の責任になると高をくくっているのだろうが、死んでしまえば元も子もないことを肝に銘じたい。
全国的にNGを突き付けられた無灯火運転で44%はOKと意見が割れたのは大阪だ。「大阪はどちらかというと歩行者よりも自転車のほうが強い(苦笑)」(男性・43歳・飲食店)。ほかにも「ベル鳴らしまくったほうが安全やん!」(46歳・主婦)など、もはやインドにおける牛的存在なのだろうか。
自転車は全国的にもマナーの意識が高いのに、危険運転が多いのはなぜだろうか。不思議な気持ちになる調査結果であった。
【自転車運転編】
・メールしながらの運転(OK 4.5%/NG 95.5%)
・携帯で話しながらの運転(OK 7.5%/NG 92.5%)
・無灯火での運転(OK 8.0%/NG 92.0%)
・ベルを鳴らしまくる(OK 8.5%/NG 91.5%)
イラスト/石井匡人
― 公共マナー[OK/NG]の境界線【6】 ―
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