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世界の舞台で輝き始めた「初音ミク」人気のワケ

歌声を作成するソフト「ボーカロイド」のキャラながら、今やバーチャルアイドルとしても大人気の初音ミク。そして、その後ろ姿を追って、続々と登場するライバルたち。今、バーチャルアイドル界が熱い!

初音ミク

【初音ミク】クリプトンの「キャラクター・ボーカル・シリーズ」第1弾。緑の長いツインテールがトレードマーク。若い女性にもファンが多く、カラオケでも楽曲が人気。声のベースは声優の藤田咲

◆世界も夢中になる 日本のバーチャル歌姫!

日本を飛び出し、世界の舞台で輝き始めたバーチャルアイドル・初音ミク。5月には北米トヨタのCMに抜擢、この7月2日にはなんとロサンゼルスでの初海外ライブも成功させた。“最先端技術+アイドル”という日本特有のアプローチは、海外から驚きをもって迎えられているようだ。

この状況に、初音ミクの生みの親、クリプトン・フューチャー・メディアの佐々木渉氏は、「今では、1週間に何件も海外ライブのオファーがあります。欧米だけでなく、ブラジルやチリ、ロシアや中国からもラブコールがあるようで、ちょっと実感が持てないですね」と、喜びながらも戸惑い気味だ。

◆初音ミクが大ブームになったワケ

そもそも初音ミクのサクセスストーリーは、1枚のイラストから始まった。「『歌うソフトウェア』を制作するにあたって、歌い手のイメージがないと一般の方々が理解しにくいだろうとイラストを依頼しました」(佐々木氏)。

「16歳」という設定以外は、出身も性格も決められていない、単なるイメージキャラ。しかし、その透明さにネットユーザーの想像力は刺激された。動画サイトには思い思いの初音ミク像を反映した自作曲・PVが次々とアップされブーム化。「オリジナルは存在せず、ファン同士が動画サイトでさまざまな初音ミクを共有できたのがブームの理由だと思います」(同)。

一人一人のイメージが重なり合ってビッグになった、まさに新時代のアイドル。「ピーターパンのように年をとらず、スキャンダルもない。現代社会の妖精のような存在」(同)だという。納得だ。


~ そのほかのクリプトン「キャラクター・ボーカル・シリーズ」 ~


【鏡音リン・レン】
クリプトンの「キャラクター・ボーカル・シリーズ」第2弾。14歳の少女・鏡音リンと少年・鏡音レンのツインボーカル。明瞭でハッキリとした声で、パワフルなロック系ポップスを得意とする

鏡音リン・レン

【鏡音リン・レン】


【巡音ルカ】
クリプトンの「キャラクター・ボーカル・シリーズ」第3弾。20歳のバイリンガル女性シンガーという設定で、「ムーディーかつハスキーな声」が魅力。英語の発音もうまい

巡音ルカ

【巡音ルカ】



ill. by kei (C) Crypton Future Media, Inc. www.crypton.net
取材・文/柚木安津

― 最先端[日の丸二次元アイドル]大図鑑【1】 ―

VOCALOID2 キャラクターボーカルシリーズ01 初音ミク HATSUNE MIKU

声優「藤田 咲」さんが演じるポップでキュートなキャラクター




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