145対17!? ラクビー日本代表の屈辱の記録とは?
―[スポーツ[ワースト記録]大全]―
バレンティンの本塁打、マー君の連勝など、新記録で盛り上がったプロ野球。しかし、スポーツの世界には逆の意味ですごい「ワースト記録」がある。野球、サッカー、ゴルフ、ボクシング、競馬など、さまざまなスポーツのワースト記録をひもときつつ、その当事者にも直撃取材!
◆[ラグビー]部門
’95年、南アフリカで開催されたラグビーW杯は、歴史に残るワースト記録の嵐だった。予選C組で優勝候補のニュージーランドと対戦した日本代表チームは、なんと145対17という史上最多失点で、なす術なく敗北する。しかも、ニュージーランドが挙げたチーム21トライ、個人6トライ、45得点なども当時のW杯新記録。
「遠く駆け付けたファンは恥ずかしさで顔を覆い、日本選手はグラウンドにひれ伏した」(’95年6月5日付産経新聞)とは何ともトホホ……。
当時の代表監督・小藪修氏は試合前、「トライを2本、失点を50点以内」(同)と、ささやかな目標を掲げたという。が、トライ2本は達成したものの、失点は目標の3倍近くに達してしまった。
「体力、技術、スピード、パワー、すべてに格段の差があった」(’95年6月5日付日刊スポーツ)とは試合後の小藪監督のコメント。身もフタもないっつーか、相手が悪かったと思うしかない!?
一方、全国高校ラグビーでは、’00年の大会で砺波高校(富山)が佐賀工業高校相手に137失点の完封負け。地方予選では、’07年に佐賀龍谷高校がやはり佐賀工相手に、なんと300失点を喫している。合計44トライってことは試合時間60分だから、約1分22秒に1トライ!? 佐賀工恐るべし!
― スポーツ[ワースト記録]大全【3】 ―
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