発毛の専門医が明かす「髪にいいアイテムBEST3」
アラフォーともなると、容姿にも大きな変化が訪れる。その最たる例が髪の毛で、世の中には育毛や発毛関連グッズで溢れかえっている。だが、かえって困惑しているのは私たち消費者なのかもしれない。AGAスキンクリニック統括診療部長として、日々薄毛の治療にあたる麻生泰氏が語る。
「近年ではネットなどで簡単に情報を得られるようになったため、発毛治療に訪れる患者数は増加傾向にあります。ただ一方で、デタラメな情報に踊らされてしまい、全く効果のない市販の商品を掴まされている人もまた、少なくありません。’14 年には厚生労働省が広告のビフォーアフター写真の掲載を禁止する可能性が非常に高く、これではかえって文字情報に惑わされて騙される人が増える懸念もあります」
不確かな情報に騙されないためにも、プロのチョイスを聞いておきたいところ。洗う・塗る・飲むの3カテゴリーに分け、有効な商品を紹介してもらった。まずは、“洗う”のシャンプーだ。
「髪の毛というのは、洗い方で抜け方が大きく変わってきます。ですから、洗い方はとても大事。弱った髪は爪を立ててゴシゴシ洗うと、当然抜けてしまう。頭皮は“泡で洗う”ことが大切なんです。『頭皮をあらうせっけんシャンプー』は、泡立ちがよく最適です」
“塗る”の発毛剤では、発毛成分のミノキシジルが5%に増量された「RiupX5」をピックアップ。日本で唯一医薬品に分類されている整髪剤で、使用開始から約4か月で効果が表れるとも言われている商品だ。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/568458/cl2_131231_01
最後は“飲む”発毛薬。
「『プロペシア』などですね。個人輸入で入手することもできますが、性的機能の衰えや肝機能異常などの副作用をもたらすものも少なくありません。なるべくなら医師の指導の下で服用されることをオススメします」
効果には個人差があるが、薄毛とサヨナラできる日もそう遠くはないと信じたい。
★発毛の専門医が選ぶ“髪にいいアイテム”洗う系BEST3
1位:頭皮をあらうせっけんシャンプー(ミヨシ石鹸)
泡立ちがよく、髪の毛を摩擦刺激から守りながら髪の毛と頭皮の汚れを落としてくれる
2位:UL・OS(ウル・オス)大塚製薬
頭皮に優しい植物由来のアミノ酸系洗浄成分が配合されている。泡のきめ細かさも◎
3位:炭シャンプー(地の塩社)
炭シャンプーは泡立ちが良くないものも多いが、このシャンプーは別で、泡立ちも十分
★発毛の専門医が選ぶ“髪にいいアイテム”塗る系BEST3
1位:RiupX5(大正製薬)
発毛成分のミノキシジルが5%に増量され、強く太い毛の発毛が期待できる
2位:ロゲイン米国(ファイザー社)
RiupX5と同じ量のミノキシジルを配合。価格は安いが、海外通販を行う手間が必要
3位:カークランド(カークランド社)
米国ファイザー社の「ロゲイン」のジェネリック的存在。価格はロゲインよりもさらに安い
★発毛の専門医が選ぶ“髪にいいアイテム”飲む系BEST3
※代表的な薬ではあるが個人での服用にはくれぐれもご注意を!
1位:プロペシア
フィナステリドが含有されている、AGAの治療には欠かせない治療薬
2位:ミノキシジルタブレット
血管を拡張させて発毛を促すが、本来は血圧を下げる薬として用いられているため注意が必要
3位:デュタステリド
プロペシアと似た効果があるとして治療に用いられるが、副作用の報告も多い
【麻生 泰氏】
AGAスキンクリニック統括診療部長。自身も薄毛に悩んだ過去を持ち、著書に『間違いだらけの薄毛対策』(幻冬舎)がある
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