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“孤独力”を身に付け、より豊かな人生を歩む

独身、離婚、孤独死への不安。漠然とした闇を一切感じさせず、「ぼっちライフ」を謳歌している中年たちがいる。なぜ孤独でも楽しく過ごせるのか? 中年を迎えたときに、隣に誰もおらずとも寂寥感にとらわれずにすむ方法を模索した。 ◆“孤独力”を身に付け、より豊かな人生を歩む
水島広子氏

水島広子氏

 老後のためのライフラインづくりが必要な一方、精神科医の水島広子氏は「他者に振り回されないためにも、孤独力が重要」と語る。 「孤独力とは、人の目を気にするのではなく、自分の置かれている環境に感謝したり楽しむということ。『友達がいない』『食事をする相手がいない』と引き算の発想をするのではなく、今できることに感謝するのです。群れを好む人は、誰と時間を過ごすかよりも、『人と一緒にいる』ことだけで満足してしまいがち。誰かいないと何もできないので、“自由度”も格段に低い。上質な時間を過ごし人生をより豊かにするためにも、単独で動く習慣は大切です」  また、他者の目を気にするのは、40代後半からのバブル世代に多く見られる傾向だという。 「バブル期は、ぼっちというだけで人間性が否定されるほど、みんな他人の目を気にしている時代でした。でも今こそ、その価値観を捨て、本当に自分がやりたいこと、共に過ごしたい人や環境などを他者に振り回されずに選択すべき。孤独力こそ人間としての基本力に繋がるのです」  他人の評価で価値を決めず、自分で考え行動する。孤独力は対人関係の質の向上にも繋がるのだ。 【水島広子氏】 精神科医・元衆議院議員。対人関係療法の第一人者。著書に『「孤独力」で“ひとりがつらい”が楽になる』(さくら舎)ほか 取材・文/青山由佳 ― [中年ぼっち]の正しい楽しみ方【8】 ―
「孤独力」で“ひとりがつらい"が楽になる

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