アラフォーの3割が未婚…中年ぼっちは他人事ではない

独身、離婚、孤独死への不安。漠然とした闇を一切感じさせず、「ぼっちライフ」を謳歌している中年たちがいる。なぜ孤独でも楽しく過ごせるのか? 中年を迎えたときに、隣に誰もおらずとも寂寥感にとらわれずにすむ方法を模索した。

◆今の中年世代は、ぼっちになりやすい傾向にある

牛窪恵氏

牛窪恵氏

 実は、今の中年は世代的にぼっちになりやすい傾向にあるという。マーケティング評論家の牛窪恵氏はこう語る。

「今の37~45歳くらいの中年と呼ばれる世代は、『男は仕事を最優先するべき』という価値観の人が多いのが特徴です。仕事が忙しく残業も多いため、プライベートの時間を使って遊ぶことがなかなかできない。その結果、ぼっちになっていく人が多いんです」

 また、女性に比べて男性はコミュニティをつくるのが苦手なため、一度ぼっちになると、そこから抜け出すのが難しくなる。

「そんななか、一人また一人と友達が結婚していくので、自分だけが取り残されたような気持ちになって余計に孤独感が生まれます」

 しかし今やアラフォーの3割以上が未婚。中年ぼっちは珍しいものではなくなっているのが実情だ。

「’19年以降は一人暮らし世帯しか増えないといわれています。そのため、企業側も一人客を取っていかないと先がないとわかっている。プチ家電や、少量の惣菜が多く販売されているのもそのためです。今後も一人世帯をターゲットにしたサービスがどんどん出てくると思います」

 おひとりさまに適応した社会になりつつある今、ぼっちでも楽しめるコンテンツはたくさんある。

「最近はカラオケや焼き肉も一人用のお店がたくさんありますよね。SNSを使って趣味の仲間を見つけるのもいいと思いますよ」

 どうせならフットワーク軽く、ぼっちを全力で楽しんでは。 <取材・文/中村未来(清談社)>

【牛窪恵氏】
「草食系男子」を世に広めたマーケティング評論家。近書に『「バブル女」という日本の資産』(世界文化社)がある

取材・文/青山由佳 朝井麻由美 加藤カジカ 中村未来 取材/槍田 創
― [中年ぼっち]の正しい楽しみ方【9】 ―

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