日本発の暗号通貨「モナーコイン」は儲かる?
大手取引所マウントゴックスの破綻により一気にバブル崩壊を迎えたビットコイン。だが、その陰で日本初の暗号通貨「モナーコイン」が胎動していた。果たしてバブルは再来するか? 可能性を探った。
⇒【前回】『2ちゃん発「モナーコイン」は3年で100倍になるか?』https://nikkan-spa.jp/650659
◆月に12万円稼ぐマイナーも
今は局地的なお祭り騒ぎにすぎないが、だからこそウマ味もたっぷり。今からマイニングを始めても遅くはないのだ。ウェブ制作会社アリスインサイバーランドを経営しながらマイニングを行っている五十嵐晴紀氏が話す。
「私はマイニングで一日1200モナ(約4000円)ほど稼いでいます。設備投資に使った金額はザッと120万円になりますが、一日の電気代が160円ほどで済んでいるので、モナが3.5円前後で推移し続けても、1年足らずで投資分が回収できて利益が上がる計算になります。ただ、ここまで投資しなくても十分黒字化できる。というのも、ビットコインと暗号方式が異なるので、海外のマイナーがまだ参入してきていないんです。日本語の壁もある。競争率が低いので個人で始めても、元が取れてしまうんです」
といっても、手持ちのPCをマイニングに使ってはダメ。グラフィックボード(GPU)を載せて処理速度を高めたPCでマイニングを行う人もいるが……これも不向きとか。最も効率がいいのはマイニング用に開発された「ASIC」という専用チップを使う方法。
「最も手ごろなUSBメモリ型のASICは3000~4000円。私はこれを90個ほど使っているほか、その上位機種にあたる1万3000円ほどのASICを10個、さらに採掘効率の高い1台10万円ほどのやつを3つ使っています。初めての人はまず、USB型のものを購入してみましょう。設定方法などは当社のHPを参照してみてください」
ただ、そのUSBメモリ型ASICを普段使用しているPCに差しても意味がない。
「デスクトップPCは1台あたり800Wの電力を消費します。これを24時間フル稼働させるだけで電気代は1万円を超えてしまうんです。そこで登場するのが、『ラズベリーパイ』(4000円程度)という教育用に開発された超簡易PCともいえる製品。これなら電気代は200分の1以下です」
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=654298
ちなみにUSBメモリ型1つで採掘できる量は一日3モナ。月に300円程度の稼ぎにしかならないので……余裕のある人はその80倍の採掘効率がある10万円クラスのものをお試しあれ。モナーコインの価値が100倍になったら億万長者も夢じゃない!?
取材・文・撮影/池垣完(本誌) 写真提供/Rising Bitcoin Japan
― 2ちゃん発 モナーコインは3年で100倍になるか?【2】 ―
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