スマホやPCを「夏の熱&水」から守る術
暑さに弱いのは人間だけではない。PCやスマホだって同様だ。この先予想される猛暑の中、ガジェットを守る術を探った。
◆空冷が効果的だが油断は禁物!【対策グッズ】
スマホはわずかな隙間から空気を流すため熱が溜まりやすい。「放熱シールなどもありますが、効果があるかは疑問」(iPhone修理会社「あいさぽ」の望月弘晃氏)という見方もあり、充電しながら使用したり、炎天下に放置したりといった使い方を避けることが一番のようだ。気休め程度かもしれないが、充電中は空冷ファン付きホルダーなどに置くというのはアリかもしれない。
ノートPCは、「吸排気口をふさがないことが一番。アルミ製の板に載せたり、底部の下に隙間をつくるように置くことが有効です」(「PCサポーターズ」の蒲原竹二郎氏)という。発熱部の冷却とともに、置き場所にご注意を。
◆水辺以外も注意!意外な水没事例も
夏ともなれば、水場に出かける機会も増えるが、そうした場所での水没以外に、汗も危険だ。
「ボタンの隙間から、手の汗や、濡れたタオルの湿気が入り込み、故障することがあります」(望月氏、以下同)
さらに、「充電口のホコリに湿気が溜まり、充電時にショート、最悪の場合は火災につながる場合もあります」
では、水没や過剰に湿気が入り込んでしまった場合はどうしたらいいのか?
「もっとも簡単な方法は除湿剤とともに袋に入れることです。しかし、スマホ内部は密閉度が高く、部品も細かいので湿気は抜けにくい。特にバッテリーが外せない場合は、電源をオフにしても微弱な電流が流れているので、できるだけ早く分解修理のできる業者に持ち込んで、分解乾燥がベストです」
取材・文・撮影/林健太
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