デジタル

ホコリだらけのPCは、湿気でトラッキング火災を起こす

梅雨時の暑さや湿気に顔をしかめるのは人間だけではなく、パソコンやスマホも同じ。ガジェット系のトラブルが急増するシーズンを乗り切る方法を探った ◆湿気を吸収したホコリがトラッキング火災を招く  どうしても湿度が高くなる梅雨。デジタル系雑誌やムック本を多く手掛けるノーリ・代表取締役の中谷仁氏は、湿気そのものはもちろん、ホコリと組み合わさることでさらに危険性は増すという。
ホコリ

湿気を吸ったホコリには熱がたまり、最悪の場合は火災の原因にもなる。ファンの周りはこまめに掃除しよう

「ホコリが湿気を吸収すると、微小なショートが繰り返されることで発生するトラッキング火災の原因となります。コンセントの周りは特に掃除と除湿が大切です」
はぼき

細かい隙間に入り込んだホコリの掃除には、先端にブラシのついた「はぼき」が便利

 同じことは精密な部品が多く固まるPC内部にも言える。 「内部の部品を傷つけずにホコリを取るには、エアダスターや掃除機につける『はぼき』がオススメ。先端にブラシのような細かい毛が付いているのでキーボードの掃除にも便利です」(各種ガジェットに精通する武者良太氏) ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=871108  また、雨の多い季節はスマホの水没にも気をつけたい。 「ドライヤーで乾かしてしまいがちですが、ダメージを考えると絶対にやめたほうがいいです」(同)
Reviveaphone

水没スマホを復旧させる液体「Reviveaphone」。実勢価格は4000円

 では、水没スマホを直す裏ワザはないのだろうか。 「防水ケースを使うなどして、未然に防ぐのがベストですが、万が一の場合は水没したスマホを液体につけて故障の原因となるミネラル成分を取り除く、『Reviveaphone』というアイテムがあります。ただし、使い方を確かめずに失敗した例もあるので、あくまで最終手段ですね」(中谷氏) 取材・文/SPA!編集部 ― 高温多湿から[スマホ・PCを守る方法]―
おすすめ記事