スマホ水没も『補償サービス』なく…格安SIM導入失敗談
広く注目を集める「格安SIM」(MVNO)だが、実は使いづらい面も多々ある。安さにつられて安易に手を出すと後悔することも……
◆格安SIM導入失敗談
安さに惹かれてMVNOに乗り換えたものの、思わぬところで「銭を失った」と語る人も。
「LGの『G2 mini』(約3万5000円)で格安SIMデビューしたのですが、なんと購入してから1か月もたたないうちに端末を水没させてしまいました。キャリアの『補償サービス』のありがたみを、使えなくなってから知りましたよ……。5000円払えば新しい端末に交換してもらえるんですからね」(36歳・会社員)
また、MVNOにするとキャリアメールは使えなくなる。「gmailがあるからキャリアメールなんてなくても問題ない!」とうそぶいていた弊誌ライターMは、乗り換えてから「地味に面倒」だということに気づいたという。
「地元の友人たちとはキャリアメールでやりとりすることが大半だったのですが、gmailから送るとエラーで戻ってきてしまった。PCからのメールを弾く設定にしてるコが多いんですよね」
スマホの必須アプリである「LINE」も、MVNOだと年齢認証がされないため、使うことができない……という事例が報告されている。ネットで検索すれば対処法も見つかるが、ここでつまづいてしまう初心者もいるはずだ。
いずれも致命的な欠点ではないが、これらを引き受けるほど「安さ」に魅力があるかどうか、一考する余地があるだろう。
取材・文/SPA!編集部
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