幼稚園や保育園へ幼子を送り迎えしている女性の姿は、母の誇りに満ちている……と思い込むのは男の勝手らしく、ママ友たちの間では、信じられないような序列がつくられ、実はドロドロの人間関係が渦巻いているようだ。 　普段は物静かだが、実は陰の大ボス……そんなドラマか映画のようなボスママがいると教えてくれたのは、都内の高級住宅街にある保育園に通うYさんだ。 「ウチの子よりも学年が上のクラスのFさんというママなんですが、普段はとても物静かで、ボスママみたいに取り巻きがいるわけでもないんですが……」 　ある日、Yさんは別の保育園に通うママ友からこんなことを聞かされ、衝撃を受けた。 「私のママ友が何げなく、ウチが通う保育園をネットで検索したら、検索の上位にブログが引っかかったって教えてくれたんです」 　Yさんは早速ブログを覗いてみると、そこには驚くべきことが書かれていたのである。 「Fさんの本名こそ書かれてないものの、保育園の名前から始まり、園の保護者会でのやりとり、自分の子供のことが詳細に書かれていて、あ、これFさんだって。すぐわかりました。ブログには自分が気に入らない子の悪口なども平気で書いてるんです。学年が違うのでウチのコのことは書かれてなかったんですが、背筋が凍りました」 　記者もそのブログを読んだのだが、同じ園に通う子供の経済事情にまで踏み込んだり、愛車自慢、さらには毎月の保育料まで丁寧に書かれており、あまりの個人情報のオンパレードに思わず目を疑ってしまった。 「ブログでわかったのですが、Fさんを中心にグループができてて、認められると家に呼ばれているんです。でも、腹が立つのは気に入らない人をわざわざ家に呼んでブログでダメ出ししたりするんです。サイテーですよ」 　同学年の父母や保育園の関係者はこのブログの存在を知らないという。もし、知られたらどうなることか……Fさんは一気にママ友カーストの最下層に叩き落とされるのだろうか。 ※写真はイメージです 取材・文／SPA！ママ友カースト問題取材班