子育て世代はなにかと物入りだが、労働者の給料は伸びず、年金や健康保険料の負担は増すばかりのこのご時世。そろそろ私もパートに……と考えている主婦たちの中には、ふとしたきっかけで、軽々と“一線”を越えていく女性もいる。夫に内緒で風俗で働く女性たち。彼女たちは何を思い一線を越えたのか。あけすけな声を聞いた。

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風俗への出勤はジムに行くことと同じ
かつて日本が貧しい時代には、家族のために心で泣きながら体を売る妻たちがいたが、隔世の感がある。女として満たされていない心の隙間と、股間の寂しさを両方埋めるために風俗に籍を置いているのが令和日本の現実かもしれない。
10年近くセックスレスだった富田晶子さん(仮名・43歳)は、その典型だろう。観月ありさを少しポッチャリさせた雰囲気でEカップの男ウケする美熟女だ。
「息子が高学年になったので、エステで働いていた経験を生かしてマッサージ店でバイトを始めたんです。そこで客として来たスカウトマンが、『風俗ならナンバーワンになれる』なんて言うもんですから……。仕事内容を聞いたらエステやマッサージの延長みたいだと思い、体験入店しました。イヤだったらヤメていいと言われたけど、1年以上働いていますね」
夫は外資系コンサルタントで、自宅は東京湾岸部のタワマン。何不自由ない暮らしだが、時おり気に入った客とする本番行為が、生活の潤いなのだという。
「夫婦仲はいいんだけど物足りないというか。結局、心と体は別なんですよね。お店でのプレイは、ジムに行って汗を流す感覚に近いかな。週に1~2回出勤して、2~3本取ってます。生理前でムラムラしてるときは、ちょっと多めにお仕事しちゃいますね(笑)」
妻たちにとって、見知らぬ男に奉仕する行為へのハードルは極めて低いようだ。メンズエステで働く伊藤綾さん(仮名・36歳)は、「だって手だけだし」とうそぶく。
「25歳のとき1年半ほど働いていた風俗店の店長から、『新店を出すから助けて! ボーナス出すから!』と頼まれたんです。お金にも困っていませんし、やっぱりキッパリ足を洗ったから無理って断ったんですが……」
だが、店長は連日LINEで復帰の要請をしてきた。そして伊藤さんは折れた。
「私、とにかく押しに弱くて、旦那と結婚したのも毎日メールと電話で『好きだ!』って言われたから。1週間くらい毎日口説かれて、最後は店長が土下座している写メを送られて、仕方ないなぁって」
そんな伊藤さんはメンズエステで働き始めてから、“新たな境地”を見いだしたという。
「メンズエステってHしない分、技術が必要だから気が抜けないんですよ。でも、キワキワを責められて喘ぐ男の人を見てると、かわいく思っちゃうんですよね」