「紅音ほたる急逝」から真剣に考える、AV女優はなぜ短命なケースが多いのか?【ライター・山田ゴメスが考察】
―[山田ゴメス]―
高畑容疑者やらSMAP解散やら有吉&夏目の交際疑惑やらの芸能スキャンダルが日々飛び交う昨今のなか、こんなニュースがひっそりとネット上に流れていた。
「衝撃の事実。元AV女優・紅音ほたるが急逝していた」
ええ~っ! ガセじゃなくて、また!?――「また」? そう。ゴメス記者にとっては、まさに「また」なのであった。その訳とはいったい……?
日刊SPA!の記事によると
[元AV女優の紅音ほたるさんが、8月15日に亡くなっていたことがわかった。AV引退後の所属事務所の社長兼パートナーによると同日午前、自宅で倒れていた状態の紅音ほたるさんを発見。すでに身内のみで葬儀も執り行われたという。
所轄する警察署によれば「発見時の状態から事件性はなく、自殺の可能性も考えづらい。現在はまだ検死中ではっきりした死因はわかっていないが、おそらく病死ではないか」という状況。
AV引退後の所属事務所の社長も「可能性としては、呼吸器系の体調不良を頻繁に訴えていたので、その病状が急に悪化した末の事故だったのではないかと感じています。どちらにせよ、AV引退後の活動が軌道に乗り始めて今後についていろいろと相談している矢先の出来事だったので、本当に残念というか、悔しくて仕方ない」と話している]
らしい。
僕、ゴメス記者は7~8年ほど前だっただろうか……一度、紅音ほたるさんとグラビアの仕事でご一緒したことがある。
当時、一般誌でのちょいエロ仕事を多くこなしていた僕は、手ブラクラスの(一般誌的には)際どいグラビア撮影の際、「水着ないし下着までは脱げるタレント」と現場で「手ブラなんて聞いてないんですけどー!」みたいな、事務所側とのコンセンサスの食い違いによる一悶着を避けるため、「手ブラよりも“もう一歩先”までできるトップクラスのAV女優」をよく起用していた。そういう経緯でこれまで、おそらく100人には満たないけど、50人は超えるくらいのAV女優と会ったことがある。さらに付け加えるなら、「僕が会ったことがあるAV女優」が、今回の紅音ほたるさんを入れ計6人がすでにお亡くなりになってしまっている。
ざっと見積もって10人に一人の確率――「偶然」の一言で片付けてしまうには、あまりに異常な数字である。もしかすると、“その後”が不明な大半の女優さんを含めれば、もっと高い確率になってしまうのかもしれない。
とにもかくにも、紅音ほたるさんのご冥福を心からお祈りします……と同時に「なぜAV女優は短命な人が多いんだろう?」なんてことを、つい真剣に考えてしまった。ここからの“持論”は、ゴメス記者があくまでAV業界を、僕なりに俯瞰から眺めてきた上で導き出した“一派論的な推測”として読んでもらいたい。
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大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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