キーボード必須派に人気の変態ガジェット「ウルトラモバイルPC」 3選
20×10cmほどの折り畳み式の筐体。最近ではめっきりマイナーな存在になった「電子辞書」を彷彿させるガジェット「UMPC」が、プチブームになっている。
また、「GPD Pocket2」のように、日本の代理店が取り扱っている商品は、入手しやすいのでおすすめだ。
「OSがWindows10の製品なら、ノートPCからの乗り換えでも違和感なく使用できます。SIMスロットを搭載しているかどうかも、製品選びの一つのポイントになるでしょう。海外製品の場合、日本国内で使用するには技適の問題がありますが、旅行先で安価な現地SIMを使えるのはメリット。
【天空 GPD Pocket2】
価格:7万7700円 「GPDダイレクト」
高級感のあるMacBookのようなデザインが特徴。UMPCでは珍しくファン冷却を採用しており、高負荷時でもストレスなく使用できるのが嬉しい。ネット接続はWi-Fiのみ
OS:Windows 10 Home 64bit
CPU:Intel Core m3-8100Y
RAM:8GB
ストレージ:128GB
ディスプレイ:7インチ
バッテリー容量:6800mAh
サイズ:W181×H113×D8~14mm
重量:510g
「UMPCとは『ウルトラモバイルパソコン』のこと。ノートPC未満、PDA端末以上の性能を持った製品を指します」(ガジェット系ライターの板倉正道氏。)
こうした製品は、実は10年ほど前にもブームになったことがある。
「2008年から2009年にかけて、ASUSの『EeePC』や、ソニーの『VAIO P』『VAIO U』といった商品がヒットしました。『VAIO P』は、いまだに中古市場では非常に人気で、価格も高騰しています。これらの製品が、UMPCの先駆けと言えるでしょう」
確かに、スマホが普及する前は、小型なのにそこそこ何でもできそうな「VAIO P」のような端末は輝いて見えた。しかし、いまやスマホもあればタブレットもある。なんならディスプレイを折り畳めるスマホも手に入る。そんな時代にUMPCを選ぶ理由とは?
「コアな層は『やっぱり文章はキーボードで入力したい』というユーザーです。スマホのソフトキーボードで長文を打つのは疲れるし、Bluetoothキーボードは遅延が多く使いにくいので、フルキーボード付きの端末が欲しい……というユーザーは、根強い勢力を誇っているのです」
そうは言ってもニッチ商品なので、一般ユーザーの目には留まりにくいUMPCだが、キックスターターやインディーゴーゴーなどのクラウドファンディングでは新製品が続々登場中。
タフネスとスタイリッシュを両立。ビジネスパーソンも納得の安定感!
1
2
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ