盗撮増加の陰にスパイカメラの進化あり。盗撮魔が使う裏ガジェット一斉捜査
年々増え続ける盗撮事件。法務省の資料によると令和元年の検挙件数は3953件。
新型コロナウイルスによる外出自粛要請などもあり、昨年の盗撮事件は減少傾向にあったものの、今年は自粛しない人も多くなった結果、再び盗撮事件のニュースを目にする事が多くなった。
日本で盗撮というと下着撮影などの卑猥な撮影を盗撮事件として扱う傾向にあるが、被写体の許可無く撮影し、相手を不安に陥れる行為、例えば、自分好みの可愛い女の子やかっこいいイケメンがいたからといって許可なく撮影、なんて状況も盗撮となる。
盗撮は各地方自治体の迷惑防止条例に該当している為、軽犯罪法に該当しながら盗撮に関しては不起訴(その他、建造物侵入などの余罪が追加されることもあるが)になることもある。2012年に起きた日本航空1402便客室乗務員スカート内盗撮事件では、飛行機が高速移動しているという事もあり、被害者も盗撮犯人もいるが時刻を裏付ける証拠が不十分という事も有り、どの都道府県上空で撮影されたか特定が不十分となり、処分保留で釈放、不起訴処分になるなど法律上の問題点なども起きている。
女性アスリートの盗撮被害、性的目的での裏サイトでの画像・動画被害が明るみになり、社会問題となっているがこれは女性アスリートだけに関する問題ではない。
男性アスリートも同じ用に盗撮されその手の性的な人向けのサイトで女性アスリート同様に販売されている。こういった性的嗜好を鑑みると、あらゆる層が盗撮のターゲットになると言っても過言ではなく、迷惑防止条例や軽犯罪法などでは済まない時代が到来しているとも言えそうだ。
卑猥な撮影のみが“盗撮”ではない
女子アスリートの盗撮被害
テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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