ヤフオクでは定価の3倍超!? 話題の世界一薄いコンドームを試してみた
極薄コンドームでお馴染みの『サガミオリジナル』シリーズに、世界最薄の新商品が仲間入りした。主力製品だった0.02mmから、さらに薄さを追求。8年の歳月をかけ、開発された『サガミオリジナル001(ゼロゼロワン)』の薄さは、その名のとおり0.01mmだ。
昨年末に都内と一部のウェブサイトで限定販売されるやいなや、一気に火が付き、品薄状態が続くほどの人気を集め、生産量を確保できないとの理由から5月末をもって販売の一時中止を発表。現在インターネットオークションでは、定価の3倍以上の値段で取引されるなど、いまだ注目度は高い。
そもそも、この0.01mmのコンドームは既存の商品と何が違うのか。ネット上には男性ユーザーから「挿入したときの体温の伝わり方が違う」「あそこに直接刺激を与えられているみたい」などの称賛の声が上がっている。そこで、この入手困難な『サガミオリジナル001(ゼロゼロワン)』を女性ユーザーに渡し、実際に試してもらった。
◆彼が敏感になっちゃって……
これまでに経験したSEX人数こそ少ないが、彼氏ができれば週に4回以上(※生理中除く)はセックスに勤しんでしまうという、無類のセックス好きOL・Aさん(25歳)。
セックス時は必ずゴムを付けさせるという彼女は、恥ずかしがりながらも今回の企画参加を受諾。『サガミオリジナル001(ゼロゼロワン)』を使用した感想について語ってもらった。
「おチンチンの温もりが伝わってくるから、生で挿れられている感覚に近いですね。形もはっきり分かるから、視覚的にもそう感じちゃうのかも。それと、摩擦が少ないのも嬉しいですね。私は濡れにくい体質だから、ゴムが痛いこともあるんです。でも、この001は濡れていなくても、すぐに快感に変わってくれた気がします」
女性にも優しいと称賛するAさん。ただし、難点もあるとか。
「彼も敏感になっちゃうみたいで、いつもより早くイッちゃう。一つになっている感はあるけど、長時間楽しめないのが難点かな(笑)」
激しいセックスが好きだというAさん。セックス中には、その薄さゆえ、破れてしまうのではないかとの不安を感じることもあったとか。
確かに、これだけ薄ければ耐久性に不安を感じる人も多いはずだ。相模ゴム工業株式会社営業企画室課長の山下博司さんは、開発の経緯とともにこう説明する。
「コンドームは管理医療機器ですので、国際規格(ISO)や国内規格をクリアしないと製品化できません。厳格な品質検査をクリアした商品ですので、ご安心ください。002を発売後、お客様から“もっと薄くできないか“との声を多数いただき、その声に応えるべく開発を開始して完成したのが、今回の商品。空中に浮遊する目に見えないほどのチリやホコリが製造過程で混入しただけでも、微細なピンホールの原因にもなるほどの薄さです。薄膜化技術のほかにも、工場のクリーン化や試験精度の向上など、今まで以上に品質には万全を期していますので、薄いからやぶれてしまうという心配は全くありません」
あまりにも薄く軽いため、開発段階のコンドームが換気口に吸い込まれるというハプニングもあったとか。こうして開発された『サガミオリジナル001(ゼロゼロワン)』は、薄さ以外にも進化を遂げている。素材であるポリウレタンはゴムに比べると伸縮性に欠けるため、一部では「薄いけど硬い」という声もあったという。しかし、さらに薄くできたことでこの課題もクリア。まさにいい事尽くめの同商品だが、ここで気になるのは、発売再開のタイミングだ。
「現在、生産設備の増設を進めています。何とか年内を目標に、お客様からのご期待に添える数量を確保して、全国販売を開始できればと考えています」(同)
前出のAさんも、発売が開始されたら「絶対に彼に買ってもらう」と意気込む。一日も早い発売再開が願われる! <取材・文/日刊SPA!編集部>
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