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「ヤリチンはドス黒い」は本当?女医が教える“下半身”都市伝説の真偽

山下真理子先生

山下真理子先生

 なんとなく男が信じている「ちんこ」の都市伝説。あれは果たして本当なのか? 『女医から学ぶ あなたの魅力が10倍増すセックス』(ぶんか社)著者の山下真理子先生に聞いてみた。 Q:日本人はカタい、外国人は柔らかい、は本当?  日本男児が唯一世界に誇れる“硬さ”だが、果たして真相は? 異文化交流が盛んな肉食女性の話では「白人は柔らかい。でも黒人は大きいし、しっかり硬い」(27歳・看護師)、「日本在住の黒人はお米を食べているからか、日本人みたいに“芯”がある印象かな」(35歳・AV女優)。硬さは黒人≒日本人>白人の順だが、果たして……? 山下先生の回答:勃起は、ペニスに大量の血液が集まりうっ血状態になることで硬くそそり立ちます。反対に血行が悪くなると、外部から刺激を受けてもスムーズに勃起できないことも。日本人は豆腐や海藻類など血流を良くする日本食を好むので、硬い人が多いのかも知れません。ただ、ライフスタイルの変化とともにあまり差はなくなってきています。 Q:やり込んでいるチンコは“ドス黒い”?  ピストンによる摩擦説、または膣内が酸性のためセックス回数が多い男ほど“酸で焦げている説”など諸説ある。街のヤリマン女性たちも「結局は地肌の色でしょ?」(18歳・学生)、「あれは自慰のし過ぎよる色素沈着だね」(23歳・風俗)、「ヤリチンでも真っ白なヤツがいたよ」(27歳・派遣)など、答えはバラバラだったが真相は? 山下先生の回答:セックスの回数とペニスの色は無関係。ペニスの色は血流で決まります。ただ、年齢とともに血流が悪くなって色が黒っぽくなったり、年齢を重ねると経験回数も増えるので、「セックス回数=色の黒さ」と言われるようです。また、過剰な刺激を与えるオナニーを頻繁にしていると、血流が上がって色が黒ずむこともあります。 Q:デブは小さい?  街の女性の声は「デブは小さい」にマン場一致。「先天性のモノと言うより、脂肪が邪魔しているのが一番の原因」(30歳・SE)と皆さん口を揃える。「体重130kgぐらいを越えると、脂肪でほぼ見えない」(22歳・学生)、「ぜい肉に隠れていて洗いづらいのか、カスが残って臭いことが多い」(27歳・不動産)など、散々な言われようだった。 山下先生の回答:『太っている人はペニスが小さい』という噂に医学的な根拠はありません。ただ、太っている人は腹部や下腹部に付いている皮下脂肪が多いので、ペニスが脂肪で埋まってしまい小さく見えてしまう。それが標準体型の人と比較して「小さい」と言われてしまう原因です。実際は標準体型の人とそれほど大きさに違いはないと思います。 Q:鼻がデカい男はチンコもデカイのか?  鼻が大きいほど、ちんこもデカい。そんな俗説は長い年月ウワサされるが、「合ってると思う」(26歳・風俗)や、「鼻が高い男性は大きいかも」(34歳・風俗)など、プロも認める。実際にAV業界でもデカチン男優のマグナム北斗氏、沢井亮氏も鼻デカ。しかし、反対意見があるのも事実。この論争はまだまだ続きそう? 山下先生の回答:個人差はありますが、そもそも成長ホルモンが多い人は手や足の指など人体の“末端部分”が人よりも大きく発育する傾向があります。ペニスや鼻も末端部分として大きくなる場合もありますが、必ずしも「鼻が大きいからペニスも大きい」ということはなく、医学的にこの二つが直結するような相関性はありません。  週刊SPA!11/26発売号「決定版 女が選ぶ[理想のちんこ]」では、女性200人のさまざまな「ちんこ」観を徹底取材。男が客観的に比較・評価することがほとんどない、「ちんこ」の真実について迫っている。 <取材・文/週刊SPA!編集部> 【山下真理子先生】 女医。テレビや週刊誌女性誌など様々なメディアで活躍。著書に『女医から学ぶ あなたの魅力が10倍増すセックス』(ぶんか社)
女医から学ぶ あなたの魅力が10倍増すセックス

マリリン先生こと山下真理子先生が“女性が本当に求めているセックス”について、女医の知識を活かして語ります

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