食べ物の勝手な撮影は是か非か? 飲食店のホンネ
カシャリ……昨今の飲食店では、そばをすする音や食器とスプーンが当たる音に混じって、シャッター音が聞こえてくることもしばしば。
デジカメの普及、携帯電話の写真機能の向上、スマートフォンの普及、そして何よりも一人一人が情報を発信することができるTwitterやFacebookの人気によって、気軽に食事を写真に撮ってアップする人はここ数年で急増している。
だが、こうした傾向に顔をしかめる人がいるのも事実なのだ。
関東地方の老舗蕎麦店の店主に聞いた。
「食べてる時にあの“カシャ”って音は、なんとも不愉快。よくいらっしゃるお客様からも『カシャカシャうるせぇなぁ』なんて言われたりすることもあったんで、お品書きの頭に『シャッター音を不快に思われる方もいます。許可なく写真の撮影はお断りいたします』と一筆入れさせていただいたんですが……」
だが、店主の願いは虚しく破られることとなる。
「食べログやブログ、Twitterなんかに写真がバンバン載ってしまっているんです。おまけに写真撮影をしていたので注意させて頂いたんですが、ご丁寧に『写真撮影をしていると、店主と思われる気難しそうな店主から注意。小うるさい感じもしますが、味はいいですね』なんて書かれてるんです」
と、朗らかな店主が気むずかしいオヤジになってしまったという。これでは店主も憤懣やるかたなしである。
「別に写真を撮るなと言うわけじゃないんです。ただ、他のお客様もいらっしゃるから、ちょっと気を遣ってほしいんです。ブログやTwitterに書かれるのもお客様の自由です。でも、店内のルールは守ってほしい」
筆者もこちらのお店に何度か行ったことがあるのだが、店内は落ち着いた雰囲気で静かにジャズが流れている。確かにここでカシャカシャやられたら、イラッとしてしまうだろうなと思った。
こうした店内における撮影について、飲食店側がどのように思っているのだろうか。飲食店関係者に話を聞いてみることにした。
※続きはコチラ⇒「写真撮影否定派」の意見
https://nikkan-spa.jp/222283
<取材・文/テポドン>
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