更新日:2012年07月29日 09:09
デジタル

新しいMacBook Proは買い!? フルラインナップでリニューアル

【Apple MacBook Pro Retinaディスプレイモデル】

2012年6月の「WWDC 2012」で、MacBookシリーズが初めてフルラインナップでリニューアルした。目玉はMacBook Pro Retinaディスプレイモデル。超高解像度のディスプレイを搭載した、15.4型液晶モデルだ。実際に触って魅力をチェックしてみた。価格は2.3GHz CPUモデルで18万4800円、2.6GHzモデルで23万8800円となる。実勢価格 18万4800円~ Apple MacBook Pro◆超美麗ディスプレイを搭載! 新しいMacBook Proは買い!?  iPhone4や新しいiPadと同じRetinaディスプレイを搭載したMacBookがお目見えした。Retinaとは「網膜」という意味で、ディスプレイのドットが見えないほど高精細な解像度を持っていることを表す。iPhone4の圧倒的に美しい画面を見たことがある人も多いと思うが、本製品のディスプレイも美麗の一言。携帯端末同様、ドットの見えない高精細さで、驚くほどキレイに表示できる。高解像度の写真を表示したときに、細部までつぶれずに視認できるのは初めての体験だ。
Apple MacBook Pro

新設計のボディはスリムで、厚さ18mmしかない。特にディスプレイの薄さはモバイルノート並み

 また、従来のディスプレイよりもコントラスト比を29%アップし、黒がより黒く表示されるようになった液晶は、IPS方式を採用。横からのぞき込んでもほとんど色みが変わらない。  動画編集を行う際、画面の一部にフルHDの動画をドットバイドットで表示しつつ作業できるのには驚いたが、ライターとしてはブラウザやワープロソフトの文字の表示が美しいことにもっと感動した。コイツがあれば気持ちよく仕事ができそうだ。  PCとしての性能も高い。CPUはハイパワーなCore i7で、メモリはなんと8GBも搭載。ストレージには超高速なSSD(フラッシュメモリ)を採用するなど、まさにハイエンド仕様。動画編集時に、最大4本のフルHD非圧縮ビデオを再生しながら作業できるほど強力なのだ。それでいて、インターフェースはUSB3.0やHDMIを搭載するなど拡張性も十分ある。  本体はイチから設計されており、光学ドライブはなし。15.4型ノートながら2.02kgと持ち運べる重量に抑えられている。バッテリ容量は95Whで、駆動時間は7時間と長いので外出先での利用も可能だ。もちろんAppleらしく、デザインの良さは言うまでもない。  価格は18万4800円~と少々高めだが、この美麗ディスプレイと新型ボディの物欲刺激度に抗えるかどうかは自信がない。

■ITライター柳谷智宣の物欲刺激度 2.5/3

メインPCは6画面のマルチモニタを構築。とにかく広大なモニタ好き

■ 編集担当Kの物欲刺激度 1.5/3

これを1台買えるぐらいの予算があるなら、MacBook Air(8万4800円~)とiMac(10万8800円~)を1台ずつ買える(19万3600円)。正直、2kgを超えるノートパソコンを毎日、持ち歩く気にはならないので、画面の美しさには憧れても、実用を考えると、ちょっと手が出ない
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